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たまには古いクルマの話でもするか〜ホンダ S-MX

 クルマが好きという人は、大抵速いクルマや高級なクルマが好きだという人が多い。私はそうではなく、便利で楽しいクルマが好きである。高級車には経済的な不平等の象徴として反発を覚えることがあったし、スポーツカーも、たまに乗る分にはいいが、毎日乗るには乗り降りは不便だし、にもつもつめない。そうなると普段使いに便利なアイディア満載の楽しいクルマが私にとっていいクルマということになる。

 一見不真面目そうなヤツがなかなか見どころがあるヤツだったということはよくある話だが、クルマについてもそれはあり、ただのチャラいやつかと思っていたら、それはそれで見どころのあるヤツだった、それがこのS-MXである。このクルマが誕生したのは1996年、この頃は人口ボリュームの多い団塊ジュニア世代が車を購入する年齢になっていて、この世代に売れるクルマということはどのメーカーも血眼になって探していた時代。しかもこの時代は、それまで売れ筋だったセダンやクーペの人気が急降下した時代、新しい売れ筋商品を模索しては市場に提案していた。ホンダは、オデッセイ、ステップワゴンなどで成功して、さらにこのS-MXで勝負に出た。このクルマのキャッチコピーは「恋愛仕様」、前後の座席を倒せば、ダブルベッドになるという斬新なシート配置が話題になった。

 私ももうそんな年齢ではないから最近の状況はわからないが、かつては週末の夜景な綺麗な駐車場や海の近くの駐車場では夜になると車内で愛を深め合う人のすがたがよくみられた。ホンダはそのような使い方をユーザーに提案したものだったいわゆるデートカーと呼ばれるクルマは多くあったが、ここまでストレートにアピールしたクルマは史上初であり、ひょっとしたら最後かもしれない。このようなクルマが売れた時代は日本が今よりももっと若々しくて元気だった時代なのだろうと思う。

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働かざるもの食うべからずか?

 先日Xでとある方と論争をした。テーマは権利は義務を果たさないものには与えられないのかであった。彼のいうことには、人権は義務を果たさないものには与えられないというものであった。ここで言う義務とは、納税の義務、その中でも消費税を除く税金を納めることができた者だけに人権は与えられると言うものだった。どうして消費税は除くのかと彼に問うと、明確な答えは示されなかったが、彼のそれまでの発言から想像すると、働かなくても食料品や日用品を購入すれば消費税は払わなくてはならないから国民の義務を果たしたことにはならないそうだ。それなら酒税やタバコ税はいいのかと突っ込みたくなるが、そんなことは愚問だろうから黙っておいた。

 義務を果たした者には権利が与えられ、義務を果たさないものには権利が与えらない。こうした考え方は一見正しいようだが、見方を変えれば極めて危険な考え方にもなる。それでは、彼が言う消費税以外の納税の義務について少し考えてみよう。納税を納めると言うことで多くの人が連想するのは消費税と所得税だろう。このうち消費財は働かなくても食料品や日用品を購入すればかかる税金だから義務を果たしたことにはならない。最低限、働いて所得税を納めたものが義務を果たした者とされ、一人前の社会の構成員として人権を認められる、おそらく彼はこう言いたいのではないかと思う。

 もちろん、憲法で勤労の義務や納税の義務は規定されているし、働くことは自分の生活費を稼ぐことだけでなく、他の人の生活を支え、社会を維持し、発展させることに繋がるし、私たちが納めた税金は公共サービスを維持し、社会インフラを整備することには欠かせないものであることは十分承知している。しかし、子どもはまだ働くことも消費税以外の税金を納めることは困難だし、高齢で労働をすることが難しくなった人もいるだろう。あるいは病気や障害でそもそも労働に耐えられない人もいる。そのような方の人権を認めないというのはあまりにも酷い仕打ちだと思う。

 おそらく彼は、人権について言論の自由や表現の自由などいわゆる精神の自由に限定して考えているフシがある。仮にこれらに限定したとしても、子どもだから発言するな、高齢者だから黙っていろ、病気や障害があって働けないから俺たちの言うことを聞けというのはあまりにも残酷だろう。彼はいずれ自分が高齢者になったり、かつて自分が子どもであったり、あるいは病気や障害で働けなくなったりすることを想像できないのかもしれない。その時に、黙っていろ、意見を言うな、俺たちに黙って従えと言われたらどんな気持ちになるのだろうか。当たり前のことだが、誰にでも人権はある、これは今の時代当然のことである。

誰も言わないのね

 自民党総裁選挙が始まった。立候補に向けて推薦人の確保に向けて動いたり、政策を発表したりする候補者も現れてきました。しかし、まだ現れないのが、「裏金を作った議員は今後一切公認候補にしません」という言葉、「裏金を作った議員には返金させる」と言った候補者はいましたが、100歩譲ってそれは甘すぎます。だって、私たち国民が脱税したとして、「やっぱり後から払いますから見逃してください」は通用しないでしょう。あと、旧統一協会と関係のあった議員は除名、それくらいできなければ許す必要なんて無いと思う。

醜い日本

 昨日の夏の高校野球の決勝戦では、関東一高と京都国際が延長線の末、京都国際が初優勝を果たした。これだけなら、両校の選手の健闘を讃え、めでたし、めでたしで終わりになるのだが、話はそうではない。日本社会の、いや、日本人の極めて陰険で悪質さが見えてしまった。

 実は、この問題は以前からあったのだが、今回、より鮮明になったのが、根深い民族差別問題である。京都国際中学校・高等学校は1947年に在日韓国人のための学校として設立されたのがはじまりで、2004年からは日本人の生徒も受け入れる一条校(学校教育法第1条に定める幼稚園、小学校、中学校、高等学校、特別支援学校、大学等)になり、現在は日本人の生徒も多いという。同校の単位計画表を見てみたが、基本的に高等学校の普通科として違和感のない教育内容であり、学校設定科目として韓国語や韓国史、韓国地理があるが、これは学校の裁量で設定できる範囲内のことで特に問題ではないと思う。全体として多少韓国の民族学校としての内容はあるもののおおむね普通科の高校の範囲内であると考えて良い。しかし、現在でも同校の効果は韓国語である。この効果に対し、「日本の学校なのに韓国語の校歌はおかしい」、「野球の聖地甲子園で韓国語の校歌は聞きたくない」という投稿がXなどに多数投稿された。しかし、それはちょっとおかしくないかと思う。日本と韓国は隣国である。1000年以上前から日本と韓国には人の行き来があり、日本国内に多くの中国系や韓国系の人が渡来人として定着した歴史があるし、20世紀になると日本は大韓帝国を併合し、支配してきた過去がある。その中で、日本の各地に朝鮮半島出身者が定住したという経緯もある。そのような歴史がある限り、日本国内から韓国語を話す人が存在するのも当然の話であり、韓国語の歌詞を採用する学校があってもとくに違和感を持たない。

 いや、韓国語の歌詞は100歩譲って認めるけれど、歌詞の内容が問題だとする人もいる。歌詞の中に、「東海」という言葉が出てくる。これは政治的プロパガンダだという人がいる。「東海」とは、韓国の東にある海、つまり日本海の韓国側の呼称である。同じ海や川を立場が違う国の人が別の名前で呼ぶことはよくある話で、北朝鮮と中国の国境にある白頭山は中国では長白山という。ロシアでアムール川と呼ばれている川は中国では黒龍江と言う。日本では県によって同じ川を別の名前で呼ぶことがあるくらいでsる。新潟県では信濃川と呼ばれている川は、長野県では千曲川になる。同じく、新潟県では阿賀野川と呼ばれている川は、福島県では阿賀川と言う。これらの呼び名は長い歴史の中でつけられてきたものだから、そう簡単に変わるものではないし、変える必要性もないものだと思う。もし、新潟県民が福島県に旅行に行って阿賀野川と言ったら政治的プロパガンダになるのだろうか、そんなバカな話はないだろう。

 戦前に教育を受けた日本人やその子ども世代までは、アジアの中で日本を圧倒的な先進国だとみなし、日本以外のアジアの国々を劣った存在だとみなす人がいることは知っている。しかし、時代は変わった、アジアの国々も力をつけて、先進国になったり、先進国を脅かす存在になった国も多い。そもそも、先進国の人間がそれ以外の国の人間や文化、歴史をも見下していいとは思わない。それは人間が行う行為でもっとも醜い差別に他ならない。現在の世界は人や物や情報が国境を越えて行き交う時代になった。違いを認め、お互いを尊重して生きたいと思う。

人は技術に追いつけるか?

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 この写真はあるラーメン屋のオーダー表としてある方がXに投稿したものだ。この投稿に対し、読んだ方々からは「この店に行きたくない」、「食欲が失せた」などのコメントが寄せられた。この投稿と、それへのコメントから、現在の日本のインターネットを取り巻く深刻な事情が透けてみてる。

 まず、「この店に行きたくない」、「食欲が失せる」と投稿した人についてだが、一言で言えば流されやすい、よく考えない傾向が見て取れる。写真の右下に「日本語/ENGLISH」と書かれており、裏面、というか、日本語と英語が書かれている方が表面だと思うが、決して日本人が差別されているわけではない。もちろん、中国人や韓国人が嫌いで、中国語や韓国語を見ると気分が悪くなる人もいるだろうが、訪日外国人に占める中国人や韓国人の割合は高く、これは当然の配慮だと思う。

 次にこの投稿をした人物についてだが、金儲けのためか、中国人や韓国人への憎悪を高めるためかわからないが、悪質の一言である。

 かつての日本はアジアでも圧倒的な先進国出会ったが、1990年代以降、日本は長い停滞の時代に入り、日本は経済規模で中国に抜かれ、現在では中国の3分の1とも言われる。また、一人当たりの所得で韓国に並ばれ、物価の差を考慮すると実質的に韓国に逆転されたという人もいる。現状に不満を持つ人は、自分たちの生活が苦しく、未来に希望が持てないのは外国人が優遇され、日本人ある自分たちが差別されているという想いを持つ人がいるのも無理からぬ話だ。

 インターネットはだれでもいつでもどこでも情報のやり取りができる非常に優れた道具である。正しく使えば独裁や不正、憎悪や戦争を無くすための道具にもなる。どうか憎悪をあおる使い方はやめてほしい。そして、インターネットは優れた技術であるが、それには使い手の教養や倫理観が非常に大事なものだと思った。

五浦の海岸から平和を祈る

 茨城県北茨城市の五浦海岸は大小の入江、多くの岩がある磯、そして白っぽい岩が連なる断崖が連なり、海の庭園というべき美しいところである。近くにはアンコウをはじめとする魚が美味い平潟という漁場があり、今でも多くの観光客が訪れる。そればかりではなく、明治時代の終わりには、ここ五浦海岸に岡倉天心や横山大観によって日本美術院が置かれ、一時期日本の美術の中心地となったところでもある。

 この美しい海岸がかつて戦争の舞台になった。1941年12月、真珠湾攻撃で始まった太平洋戦争は、はじめこそ日本側有利に進んだが、工業力も経済力も技術力も格段に当時の日本を上回るアメリカやイギリスに押され線局は徐々に悪化していく。そして満州事変から10年以上続く戦争は、経済的にも人的にも疲弊させた。やがて日本は特攻兵器などの非人道的な戦い方をするも戦局は好転しなかった。そのような中考えだされたのは、風船爆弾である。日本をはじめとする中緯度地域の上空には西から東へとジェット気流という強い風が吹いている。このジェット気流に乗る風船を上げれば、アメリカまで到達することが可能だし、この時期は日本は太平洋の制空権を失い、航空機もパイロットも足りていない状況でも気球に吊り下げた爆弾をアメリカまで送ることは可能になると考えた。もちろん、当時の軍部の指導者もこれで大きな戦果を上げることができるとは考えていなかっただろうが、突然戦線からずっと後方のアメリカ本土に日本の爆弾が落ちたとなればこれは恐怖を与えることができると考えていたのだろう。しかも、都合の良いことに、爆弾はともかくとして、気球の主な原料は和紙とこんにゃく糊、他の戦略物質と競合しないのも、経済的に疲弊して、戦略物資の欠乏に疲弊していた青息吐息の日本にとっては好都合だったのだろう。

 風船爆弾の放球は、1944年11月から、1945年3月までの間行われた。ここ、茨城県五浦のほか、千葉県の一宮、福島県の勿来からも放球が行われた。これらの場所が選ばれたのは、アメリカに比較的近い場所で、都合が良かったのと、比較的人口の多い地域で、風船爆弾の製造や放球をするための労働力を確保しやすかったこと、そしてこんにゃくの産地である関東北部に近い場所であることが理由として考えられる。実際に風船爆弾の一部はアメリカまで届き、アメリカのオレゴン州では、不発弾の風船爆弾に触れた民間人が亡くなるという痛ましい事件にもなっている。

 五浦海岸の平潟寄りの場所に、忘れじの平和の碑という石碑がある。戦争という人がする中でもこれ以上ない愚かな行為がなくなることを心より願って手を合わせた。

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南海トラフ巨大地震の震度・津波の波高について

気象庁による、南海トラフ巨大地震の想定震度分布と津波の波高の予想です。津波の波高については4つのケースを想定しています。お住まいの地域やご旅行先の想定をご確認ください。


津波想定地図の水色の地域は1m以下、黄緑の地域は1〜2m、オレンジの地域は3〜5m、ピンクの地域は5〜10m、赤の地域は10〜20m、黒の地域は20m以上になります。

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宮崎県の地震について

 夕方の宮崎県で発生した地震(M7.1〕に関して、南海トラフ巨大地震に関する「巨大地震注意」の情報が出ました。この情報は、南海トラフ(静岡県、愛知県、三重県、和歌山県、徳島県、高知県、宮崎県などの太平洋側のプレート境界の海底で巨大地震注意が発生する可能性が相対的に高くなっているということです。

 気をつけることは、⚪︎月⚪︎日に△△県で地震が起きるなどという話を目にするかもしれませんが、現在そのような予測をすることはできません。科学的根拠のない話です。

 今からできる対策としては、食料や飲料水を買い置きする(ただし、大量の買い溜めはおすすめしません〕、おむつ、衛生用品、薬品の在庫を確認する。自宅、学校、勤務先、通院する病院、そのほかよく立ち寄る場所の最寄りの避難所の場所を確認するなどがあります。また、夏休みで旅行や帰省をする方も多いと思いますが、その方も宿泊先や長時間滞在する場所の避難先も調べておくと良いと思います。

スーパー開店30分後の渋滞

 私が住む地区では、スーパーマーケットが開いて30分後くらいにちょっとした渋滞が起こることがある。毎日というわけではないが、週末その時間に出かけると2回に1回くらいは渋滞に出くわすから、やっぱりそこそこの確率といっていいだろう。その渋滞の特徴は、クルマの流れが時速6キロメートルくらいと遅いこと、スーパーマーケットの入り口を過ぎると、急にクルマの流れが良くなることである。原因は、スーパーマーケットに買い物に行くおじいさんが、電動車椅子(セニアカー)で車道の真ん中を走っているからである。1度だけだが、おじいさんのすぐ後ろになったことがある。おじいさんは車線の真ん中を時速6キロメートルでさっそうと走り、右ウインカーを出してスーパーマーケットに入り、私もちょうどスーパーマーケットの駐車場の真ん中に電動車椅子を停めると、よたよたと歩いて店内に入っていった。

 時速6キロメートルで車線の真ん中を走るというのは、迷惑であるというのは間違いないことだろう。しかもその道路は追い越し禁止で中央線はオレンジ色の線が引かれているし、交通量もそこそこ多い、私も何度か遭遇したが、おじいさんの電動車椅子の後には結構長いクルマの大行列ができていた。しかし、誰も内心迷惑に思っているが、クラクションを鳴らしたり、無理に追い越そうという人はいない。マナーが良い地区というわけではない。みんなが気づいているのかもしれない、このおじいさんの姿は、自分自身の少し先の姿だと。

 このおじいさんの姿を見ていると、おそらく最近まで車を運転しているのだと思わせるところが多い。徒歩や自転車で移動していたなら、車道の真ん中を走るという発想はないし、駐車場に電動車椅子を停めるという発想もない。おそらく最近まで車を運転していて、認知機能や身体機能の低下を家族から指摘され、あるいはそのため事故を起こして運転免許を返納したのだろうと思う。高齢者のクルマを見ると、車の後部や左側のドアやバンパー、ボディにキズやへこみのある車が多い、認知機能や身体機能の衰えで、運転に困難をきたし始めている状態である。少し前だが、ボディの左側のほとんどがビニールテープだらけというクルマを見かけたことがある。それに比べればこのおじいさんはまだ潔いのかもしれない。

 高齢者は家の外に出るなという人もいる。乱暴な話であり、私は全く賛成できない。現在の高齢者はひとり暮らし、あるいは高齢者の夫婦の世帯が増加している。買い物や通院だけでなく、友人や親類を訪れたり、公共施設を利用したり、娯楽施設に行くなど、自宅に閉じこもらないことが心身の健康を維持する上では非常に重要なことである。自分でクルマの運転をすることができるうちはまだいいが、それが難しくなったら、徒歩、自転車、電車やバスなどの公共交通機関、そして電動車椅子(セニアカー)などを組み合わせて利用することで、行きたい場所に行け、会いたい人に会うことができるようにしていかなければならないと思う。クルマを運転するドライバーの中には、電動車椅子に乗っている高齢者を目の敵にする人がいる。やれ、「遅い」、「邪魔だ」車に乗れるってそんなに偉いのですか、あなたはいくつになっても認知機能や身体機能が衰えないのですね?万が一車に乗れなくなったら自宅に引きこもるのですか?どれも間違いである。電動車椅子(セニアカーは、本来歩行者扱いで、歩道を走ることになっているが、現実の道路状況は、歩道が電動車椅子が走るには狭すぎたり、段差があって危険だったりする。現状、そのような場所では、車道の端を電動車椅子が走るのはやむを得ないことだと思う。そして、電動車椅子を製造する会社や販売店などが電動車椅子の使い方やマナーについて、しっかり伝えるべきだと思う。そしてドライバーも、電動車椅子の走行を妨げないようにする優しさがほしい。また、普段から徒歩や自転車を使っておくと、クルマから電動車椅子への意向もスムーズにできるようになるのかと思う。あのおじいさんの姿は、みんなにとっていつか来る道なのだ。

灼熱の夏

昨日のいわき市の最低気温は28.5℃、過去最高でした。最高気温も7月としては過去最高となる35.4℃でした。地球温暖化と言われて久しいですが、温暖化というより、灼熱化と言った方が正しいのかもしれません。

 

今年のいわきが暑い理由が、海水温が高いことで、ごご、地上が暑くなると、温度の低い海から浜風が吹き地上の暑さを和らげますが、今年は海水温が高く、海風がうまく吹かないようです。今年の夏は屋外での労働、スポーツ、イベントなどは厳重警戒でお願いします。まあた、自宅で熱中症になる方も見られます。エアコンがある方はエアコンを利用してください。自宅の庭で亡くなる方もいます。庭いじりなどを行う方は短時間で済ませてください。

人類には早過ぎるのか?

数日前にXに投稿された動画がある。どこの国かはわからないが、白い車があり、前席部分から出火し、運転者が命からがら周囲の人の助けもあり脱出するというものだ。

早速待ってましたとばかりに、一部のXユーザーが穀物にたかるイナゴのように、いや、死肉にたかるハイエナのように集まってきて中国の技術の低さやBEV(バッテリー式電気自動車)の危険さをあざわらっていた。

では、この動画を検証してみよう。まず、この動画が中国で撮られたものかというと、おそらく右側通行の国だていうことしかわからない。右側通行の国は中国だけでない。

次にこの車が中国製BEVか検証する。まず、車両の後ろに排気管が見える時点でBEV出ないことがわかる。おそらくマツダ3セダンだと思われる。つまり、日本車の可能性が高いということだ。このことを数人の人が指摘したら、イナゴだかハイエナだかわからないが、中国をことあれば叩きたい人のコメントが新たに書かれることがなくなった。

BEVは大量の電池が使われ、そこには可燃物であるリチウムがあるから発火の可能性があることは確かだ。しかし、ガソリン車やハイブリッド車も発火の可能性があり、実際、BEVより、ハイブリッド車やガソリン車の方が発火の可能性が大きいとするデータもある。

インターネットとはとても便利なものだ、誰でもいつでも、どこでも情報の送受信ができる。こんな便利なものを正しく使わないのはもったいない。誹謗中傷や民族、人種差別に使うのはやめるべきだ。それとも人類にインターネットはまだ早すぎたか?

楽しい夏に少しの対策を。

 新型コロナウイルスの感染が再び拡大しています。最近はテレビやネットニュースなどでも新型コロナウイルス感染症のニュースは減ってきていて、屋内でもマスクをつけない人が増えてきます。そこにきて最近の猛暑で免疫が低下していることに加え、エアコンの使用で換気が悪くなっています。

 ここは原点に立ち返り、人混みや屋内、車内などではマスクをつける。手洗いやうがいを実施する。会食は少人数、短時間で行う、エアコンを使っていても時々窓やドアを開けて換気をするなどの対策をしていきましょう。過剰な自粛はする必要はありませんが。基本的な対策はしたいものです。

ウーロン茶とコーラの新歓コンパ

 パリオリンピックに出場予定だった女子体操の19歳の選手が喫煙と飲酒が発覚して代表から外されるという事態になった。もちろん未成年者の喫煙や飲酒は法律で禁止されていることだし、悪いことではあるが、晒し者のように報道されることはさすがに過剰反応のような気がする。法令に違反したのだから何らかの処分はあっても良いが、未成年者の喫煙や飲酒はそこまで重い罪なのだろうか、晒し者にされなければならないのか、そこはいまだに疑問である。一般的には高等学校を卒業して社会人になったり、大学や短大、専門学校に進学したら喫煙や飲酒は大目に見られてきたという経緯があったのではないかと思う。もちろんそれが望ましいことではないが。それなら、大学の新歓コンパは新入生はみんなウーロン茶やコーラでも飲んでいるのだろうか。

 

昭和も遠くなりにけり

 アナウンサーの押坂忍さんが亡くなった。押坂さんは日本のテレビ放送の創成期である1958年に日本教育テレビ(現在のテレビ朝日)に入社してアナウンサーとして活躍したあと、フリーアナウンサーになり、甘いマスクと親しみやすいキャラクターで多くの視聴者の人気を得て、TBSテレビの「日曜劇場」や「ベルトクイズ」、フジテレビの「プロ野球ニュース」などで活躍した。CMでも、東芝やユニリーバのマーガリン、「ラーマ」のテレビCMに出演した。

 押坂さんの出演したCMで最も記憶に残っているのが、この「ラーマ」のCMである。団地やショッピングセンターで、主婦の方々にラーマを試食してもらい、その感想を聞くという当時としては斬新な手法で、商品の知名度を大きく上げることに貢献した。

 2024年3月、ユニリーバからラーマの製造を引き継いだJオイルミルズはラーマの製造販売を終了した。かつて元気だった東芝もかつての勢いはない。そして押坂さんがこの世を去った。朝日新聞連載の「サザエさん」で磯野波平は時代の変化を感じ、「明治は遠くになりにけり」とつぶやいたが、私もこの時代の変化に、「昭和も遠くになりにけり」とつぶやいた。

さらば日の丸液晶テレビ

9月でシャープの堺工場のテレビ向け液晶パネルの生産が終了する。これで日本国内からテレビ向け液晶パネルの生産工場が全て無くなる。世界の亀山モデルという言葉はほんの20年前。時代の移り変わりはあまりに早い。

MIRAI凱旋する

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 女子プロレス団体のマリーゴールドに所属するMIRAI選手が、6月30日、故郷の岩手家宮古市で行われたこうぎょうで凱旋を果たした。

 MIRAI は5月に旗上げれた、新団体、マリーゴールドに参加して最近存在感を急激に増している女子プロレスラーで、高い身体能力とファイトあふれる戦い方が魅力の選手である。プロレスラーとして、大事な能力であるマイクパフォーマンスには若干の難があったが、最近はこちらも良くなってきている。少し前までは、悪役レスラー(プロレスではこのようなレスラーをヒールという)から、「のび太くん」と言われることもあったが、最近のマイクパフォーマンスはなかなか堂々としたものであった。

 とはいえ、MIRAIの魅力は素朴な人柄と、プロレスに対する真面目な取り組み、そして子どもたちへの熱い思い。それは子どもの頃、東日本大震災といじめを乗り越えてきたからできることなのだろうと思う。宮古の会場には家族や友人、MIRAIが高校生まで打ち込んでいた柔道の師匠も駆けつけた。これは彼女にとって何よりも嬉しいことだったに違いない。MIRAI と同じ団体のビクトリア弓月は、宮古の子どもたちのためにプロレス教室を行ったそうだ、常々子どもたちのヒーローになりたいと言っていたMIRAI らしい地元への恩返しだろう。これからも戦い続けるMIRAI を私も応援し続けたい。


さあ、行ってみよう

 紫陽花にはいろいろな色がある、どんな色の花に出会えるか予想がつかない。行ってみなければわからない物だ。さあ、行ってみよう、どんな色のアジサイに出会えるか。

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笑っている場合ではない都知事選挙

 現在行われている東京都知事選挙はますます混迷の度を深めている。選挙ポスターの掲示板にポスターを貼る権利をNHKから国民を守る党が販売したのは既にこのブログで書いた通りだが、政見放送で服を脱ぐ女性候補が現れるなど過去に類を見ない選挙になっている。これを私たちはどう受け取るべきだろうか。

 当然、当選の可能性はともかくとして、真面目に政策を主張している候補者は尊重すべきだと思う。有力な候補者は当然社会の多数派の意見を代表しているが、少数者の意見ももちろん大事だ。当選した候補者は自分たちの意見だけではなく、少数者の意見の中で良いものは取り入れることは当然必要だし、少数者の意見に耳を傾けることは当然必要だ。問題なのは、パフォーマンス目的やおふざけ、売名や金儲けの目的で選挙に出てふざけた行為をする候補者である。このような行為がこれからも続くと、選挙に対してしらけムードが広がり、選挙への関心の低下ももたらしかねない。そうなると行き着く先は民主手具の否定、つまり独裁だろう。どうか都民の皆さん、選挙に行ってください、そして自分の意見に少しでも近い候補者を選んでください。そうすることが、あなたの生活を良くするとともにも、日本の民主主義を守るためにも是非とも必要なことです。

不思議なことば 1 「皮切り」

 福島県いわき市に本拠地をおく、プロサッカーチームのいわきFCは、今日のレノファ山口、次のVファーレン長崎、横浜FCと、同じリーグの上位チームとの対戦が続く。このような場合、「いわきFCは山口戦を皮切りに長崎、横浜と上位陣との対戦が続く」と記事になるだろう。

 この場合、問題となるのが「皮切り」という言葉である。物事の始まりを表す言葉であることは何となくわかるが不思議な言葉だ。語源を調べてみると、最初に据える灸のことをいうそうだ。たしかにはじめて灸の治療を受けるとそれは痛いだろうと思う。言葉の世界は深くそして楽しい。

お笑い都知事選挙

 東京都知事選挙が告示されたが、今回は56人の候補者が立候補した。このうち24名の候補者がNHKから国民を守る党の候補者である。たった1人しか当選しない選挙に24人もの候補者を立てる。ハナから当選する気はないことはわかってはいたが、何をしたいのかようやくわかった。

 選挙では立候補すると、無料でポスター掲示板にポスターを貼ることができるが、NHKから国民を守る党はこれを逆手に取り、2万5000円を払えば、払った人や店、会社などのポスターを貼る権利を販売したと言う.都内に1万4000ヵ所ある掲示板のうち、1500ヵ所程度がすでに売れたと言う。しかもこの行為は公職選挙法によって禁止されていない行為ということで、これを罰することはできないという。貼られたポスターの中には性風俗店のものがあったり、ポスターのQRコードを読み取ると有料のアプリをダウンロードするサイトに誘導されるものもあるようだ。

 NHKから国民を守る党の行ったことは到底許されることではないが、彼らの行為を面白がったり、お金を出す人がいる以上彼らは続けるだろう。根底には民主主義の意義を知らない人が多いこと、既存の政治家や政党への失望があることが考えられる。民主主義の危機はこうやって広がっていくのだろう。笑ってしまうような事件であるが、笑ってばかりいられるような場合ではないのかもしれない。

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