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明日への一歩

 私の学校のA君、自分をアピールすることが大好き。「こんなことができたよ!」「この歌歌ってよ!」「苦手なものでも頑張って食べられたよ!」そんなときには、大きな声を出してみんなに呼びかけています。そして、みんなの注目が集まると、得意げにそれをやって見せます。自分の気持ちを表現することは、とても大切なこと。彼は限られた語彙と限られた動作で精一杯工夫して表現しています。
 ところが、ある日気づいたこと。ある女性の教師の隣に座ると、借りてきた猫のようにおとなしくなって、アピールをすることをやめて、ちょこんといすに座っています。わたしは「もしや・・」と思い、しばらく様子を観察していました。やっぱりそうです。彼は、その教師に振り向いてもらいたくて必死にアピールしていたのです。
 恋心というにはちょっと幼いようですが、男の子が年上の女性にあこがれる時期は間違いなくあります。彼なりにそんな時期にさしかかってきたのかもしれません。もし、そうだとすれば、これまでの段階から一歩先へ踏む出しつつあるのかもしれません、男の子から少年へ、そして男への階段を。私も同じ男として、彼の一歩を祝福してあげたいと思う。

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養護学校の教室より」カテゴリの記事

コメント

やえもんさんこんにちは
恋心ですか~
親としては複雑ですね~
相手の気持ちを思い計ることって難しいです。

誰かに憧れをいだきながら
そんな所を学んでいくのかしら・・

 親心としては複雑でしょうね。人への憧れを抱き、その人を想うことで、これからの人生にとって大切なものを得ることができると思っています。

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