« パスポート | トップページ | 自分史年表 »

生きること、存在すること

 この仕事をしていると避けて通れないのは生徒の早すぎる死である。この仕事をしてもうすぐ10年になるが、いったい何人の生徒がこの世を去ったのだろうか?
 昨日は、3月まで勤務していた学校の生徒の通夜があった。生まれたときから長い闘病生活で、つらいことがたくさんあっただろう。それでも、みんなを元気にさせることのできる不思議なチカラをもった生徒だった、とくにここ5年ほどはベッドから離れることもほとんどなかったが、ベッドサイドまで会いに行くと、とびきりの笑顔を見せてくれた。私が転勤してからは1度しか会っていないが、顔色もよく、まだまだ元気でいてくれると思った。ここ1週間ばかり体調を崩し、ついに帰らぬ人となった。
 人には生まれながらの役割があるというが、この生徒にとっての役割は大きかったと思う。今日、人として生きること、存在することが、その人を大切だと思っている人にたくさんのことを与えてくれていること。そのことをみんなに教えてくれた。
 人生を諦めてはいけない、前に進むことをやめてはいけない。あなたが生きること、存在することはきっと誰かを励まし、勇気づけている。いいことないと思った日も、誰かに小さな幸せを与えているのかもしれない。そんな1日なら生きていてよかったと思う。私もしっかりと前を向いて、生きていき、存在していきたい。

« パスポート | トップページ | 自分史年表 »

養護学校の教室より」カテゴリの記事

コメント

やえもん先生、こんばんは。辛いですね。
この仕事をしていて、一番辛いのがこうやって子供たちを見送らなければならないことですよ。私も、訪問教育をやっていた時期がありますからね。元気でいてくれる子もいますが、かつての教え子が何人も逝ってしまいました。
あの子達の生きている時間を少しでも豊かにするために力を尽くすのが私たちの役目だと自分に言い聞かせてはいましたが。それでも、何度も続くと精神的に凹みましたっけ。
今受け持っている子達のためにも、元気を出していきましょうね。

 過去より未来、未来より現在が大切だと思います。今向き合っている生徒の今を充実させてあげたいですね。みかん様も同じ思いを味わっているようですね。私も元気になれようにします。

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 生きること、存在すること:

« パスポート | トップページ | 自分史年表 »

フォト
無料ブログはココログ

ウェブページ