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美麗之島~台湾紀行 その5

【12月31日 大魯閣渓谷】

 大晦日の台北は蒸し暑かった。台北駅の切符売り場には長い列ができていた。今日は台湾東部の花蓮まで列車で行き、バスで大魯閣(タロコ)渓谷を往復し、夜の列車で台北に戻る行程である。幸い8時30分の「自強号」(日本でいうと特急列車)の指定席が取れた。シルバーのスマートなボディにオレンジとレッドの鮮やかな帯が入った「自強号」がプラットホームに入ってきた。5歳くらいの男の子が「ツージャンハオ!(自強号)」と声を上げた。台湾の男の子も電車が好きなのだと嬉しくなった。私も、電車を見ると大喜びする子供だった。常磐線を走る「ひたち号」や「みちのく号」を見ては目を輝かせていた。懐かしくも嬉しい光景だ。
 車内に入って驚いたのがシートのつくりが贅沢なこと!座席と座席の間隔は日本の特急列車を超えていて、むしろグリーン車に近い。腰を下ろすとすぐに発車した。通路側に座った相棒は早くも寝る体制に入った。
 台北の郊外をゆっくりと走る。高架橋を作る工事が行われているためだろうか。基隆への線路が分かれると、山間の渓谷になりカーブが多くなる。ずいぶん遅い特急だなと思っているうちにスピードが上がった。山間部から宜蘭平野に出たからである。宜蘭平野は、水田が広がり、家の周りには椰子の木やバナナが植えられている。植物の種類こそ違うが、どことなく日本の農村風景を見ているみたいだ。
 有名な炭酸泉のある蘇墺新駅をすぎると、台湾の中央山脈がそのまま海へとつながる険しい地形が続く。山の中を走ったと思ったら、海沿いの断崖を走る、そう思っているうちに長いトンネルに入る。めまぐるしくも楽しいものだ。時折見える海の色が美しい。福島の海の色はエメラルドグリーンだがここの海は本当のマリンブルーだ。
 大きなセメント工場がある。このあたりの山は石灰岩や大理石の岩盤でできているのだ。台北から2時間30分で花蓮駅に着く。

 花蓮駅に着くと、タクシー運転手が何人も近寄ってくる。私たちはバスで行く予定だから、彼らを振り切って観光案内所に向かう。観光案内所でバスの時刻を尋ねるが、1時間30分ほど空いている。今日中に台北に帰らなければならないことを考えるとちょっと厳しいことになった。ちょうどそのとき、女性のタクシー運転手が声をかけてきた。相棒と顔を見合わせたが、ここはタクシーを使う以外にはないだろう。料金交渉をする。運転手はNT$2,200を提示したが、私たちは1,800までまけさせた。
 
 花蓮駅を出ると、片側2車線の道路を快調に走る。私たちは昼食をまだ済ませていなかったので、運転手に何か美味しいものはと聞いて、道路沿いの弁当屋を勧められた。値引きさせたこともあり、運転手の分の弁当も買っておいた。それにしても英語が上手な運転手だ。私は英語力はかなりお粗末だが、相棒はワーキングホリデーで海外で生活した経験もある。2人の会話になかなか入っていけないのが悔しい。

 両側に並木が続いているが、よく見ると枝の折れた木が多い。秋の台風でやられたそうだ。以前は見事な緑のトンネルだっただろうと思うと残念だ。間もなく東西縦横公路のアーチがある。台湾中西部の台中と東部の花蓮を結ぶこの道路は、地形が険しく陸の孤島であった台湾東部の開発のため、退役軍人たちの手を借り作られた。しかし、難工事でたくさんの人が命を落とした。タクシーを止め、写真を撮る。再びタクシーを進め、大魯閣ビジターセンターで渓谷に住む動物や植物の展示を見て、弁当を開く。弁当に「池上米」と書かれている。台湾で有名な米どころだ。炊き込みご飯になっているが確かにうまい米だ。
 脇道にそれてすぐにあるのが長春祠。この工事で亡くなった人の霊を慰めるために作られた。断崖をくりぬいて作られた道を進むと中国風の小さな祠がある。それにしても何と深い谷だろう。見上げると100m以上はあるだろうか。しかも、切り立った崖はほとんど垂直である。私は日本でいくつもの渓谷を見てきたが、こんなに険しい渓谷は始めてみた。地球は人知を超えた芸術作品を作ったのだ。息を呑んだ。
 このほかにも、景勝地ではタクシーを止め、私たちに説明してくれる。幸い、私でも聞き取れる早さで説明してくれるので何とかわかる。九曲洞といって、垂直に近い崖に横穴を空けて道を作ったところもある。現在は立派なトンネルもできて、歩行者もゆっくり歩けるが、祖国の発展のため困難な工事に挑んだ人々の執念を感じる。
 そんな景色が一変した。小さな盆地があり、お寺やホテルが建っている。小さな公園には僅かであるが梅の花が咲いていた。大魯閣渓谷観光の拠点、天祥であろ。さっそく、お寺の七重の塔に登って見る。桃源郷、この言葉がぴったりの風景だ。風も台北や花蓮の町とは違ってさわやかだ。お土産物屋で梨を買う。日本では完全に季節が番うが、台湾では今が季節なのであろう。みずみずしくなかなかの梨であった。
 もと来た道を花蓮駅まで戻った。帰るころには英語で冗談を言い合えるほどリラックスしていた。
 帰りはすぐの列車は予約がとれす、18時の自強号になった。しばらく花蓮駅の周りを歩いた。帰りの列車では疲れていたのか私もたちまち眠ってしまった。

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