« おでんくん | トップページ | 確かなもの »

今日という日

 わたしがほんの駆け出しの頃にかかわった生徒だった。身体がちっちゃくて、動きがかわいいせいか、男の子にはとても人気のあった女の子だった。その割には自分の気持ちをしっかりと表現する子であった。学級文集作りの授業など、頑張って記事を書いていたことを今でも覚えている。私が時々発する冗談にも、つまらないときにはピシャリと「つまらないです」なんて言っていた。その割には甘えん坊なところもあった。

 その後、私が転勤をして、しばらくは年賀状や暑中見舞いのやり取りも続いていたが、いつしか途絶えた。それでも、学校で、社会で、家庭で元気に頑張っていることを信じていたし、そうあってほしいと心から願っていた。去年この町に帰ってきて、町を歩いていたら元気な姿を見ることができるかもしれない、そう思っていたのだが、不慮の事故で亡くなったと聞いた。信じられない思いだ。

 今日より明日が大事、明日があるさ。本当かなと思う。何よりもかけがえのない今日が一番大事。今日、目の前にいる生徒達と心残りのないようなかかわりをしよう。私だって、彼らだって明日があるとは限らない。確実にいえること、それは今日という日は二度と来ないのだ。

« おでんくん | トップページ | 確かなもの »

養護学校の教室より」カテゴリの記事

コメント

同感!私もほんとそれ思う!
やっぱり「いま」を見つめる事が一番大事だよ!
この「いま」って瞬間は二度と戻る事が無いんだから~
って、我ながらちょいクサかった?(^_^;)

 あぎとさん、おひさしぶりです。あぎとさんの言う等瓜だと思います。未来ほど不確かなものはないと思います。かけがえのない今を大切にしていきたいと思います。

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 今日という日:

« おでんくん | トップページ | 確かなもの »

フォト
無料ブログはココログ

ウェブページ