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交通博物館閉館

 東京の秋葉原といえば、これをお読みの方は何を連想されるでしょうか?オタクの町、それとも電気街の町でしょうか。私にとっての秋葉原は、交通博物館のある町を連想します。

 私にとって、はじめての東京体験が何歳だったのかは、今となっては思い出せない。それでも、東京で見た景色は強烈に印象に残っている。常磐線の急行列車で上野に向かった。図鑑でしか見ることのできない色とりどりの電車を見て興奮していた。その当時の私は、何より鉄道が大好きだった。常磐線快速電車、常磐線緩行~地下鉄千代田線電車、東武伊勢崎線、地下鉄日比谷線、京成電鉄、そして、東北本線、高崎線、山手線、京浜東北線。上野駅について、上野駅前の人ごみ、あの頃は上野駅も、上野駅前も今よりはるかにごちゃごちゃしていた。上野動物園ではじめて見る動物達。何よりも嬉しかったのが、交通博物館にいけたこと。鉄道少年の私にとって、精緻に言ったような気持ちになった。電車のドアを開閉するボタンを何度も押してみたり、蒸気機関車の仕組みに感心したり、新幹線のシートに座ってみたりして、大興奮の時間を過ごした。

 その後も、数回交通博物館を訪れた。最後に訪れたのは2年ほど前だった。大人になり、クルマを運転したり、飛行機に乗ったりするようになし、他の趣味も増えたから、昔ほど鉄道に熱心なわけではない。それでも、やっぱり楽しかった。列車を見るだけで興奮していた少年時代の私に戻ることができた。閉館の報を聞いたのは、それから間もなくのことだった。

 私のハンドルネームである「やえもん」とは、阿川弘之氏の絵本「機関車やえもん」からとったものだ。この「機関車やえもん」のモデルが、交通博物館に展示されている1号機関車だ。この機関車は、明治5年の新橋(現在の新橋)~横浜(現在の桜木町)間の鉄道開業時に輸入された機関車で、後に九州の島原鉄道に払い下げられた。わたしも、この「やえもん」に会うことが交通博物館に行く大きな楽しみであった。

 交通博物館は閉館するが、来年の10月14日(鉄道記念日)に、さいたま市大宮に鉄道博物館としてよみがえる。そして、「やえもん」も、きっと展示されるだろう。また「やえもん」と会えることを楽しみにしている。鉄道少年の私に戻って。

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