新発見の仙台ツアー(後)
7月23日(日)。仙台は深い霧に包まれていた。私は2人を起こさないように、音量を絞ってMDウオークマンで音楽を聴いた。時間は5時過ぎ、起きるまでは2時間近くあるだろう。ここは、私一人だけの時間をしばし楽しむことにする。
7時前に2人とも起きてきた。1階のレストランでバイキングの朝食を済ませた。食べ盛りの小中学生よりも、食べ過ぎ注意の30代の私のほうががつがつ食べている。
ホテルを出て、クルマに乗り込み、仙台市街地を西へ進む。中国の作家魯迅が仙台留学中に住んでいた片平丁を過ぎて、御霊橋を渡る。ここから、鹿落坂を八木山に向かって登っていく。左側に、蛇行する広瀬川と仙台の町並みの展望が開けてくる。このあたりは、私がとても気に入っている仙台の風景の1つだ。(私は1991年から96年まで仙台市に住んでいた)。2人とも、この展望は喜んでいた。
八木山を越え、青葉城を見る。はじめに、護国神社を参拝した。そして、青葉城から仙台の市外を見下ろす。ここが仙台駅、この辺りが昨日と待ったホテルと、私も得意になって解説を始めた。私にとって仙台の街は青春時代そのものと言っていいくらいの存在。その前の高校時代には、楽しいことばかりではなかったから、大学時代は一層まぶしく輝いている。2人は、外国の人がおおいことにびっくりしていた。2人が住む町には、そんなに外国の人は見ない、新鮮なはっけんだっだだろうと思う。これから、一層国際化が進むと思う、偏見なくいろいろな国の人と交流してほしいと心から願う。
仙台市博物館では、お兄さんのほうは、歴史の授業で学習したばかりの無いように関する展示もたくさんあったので、私はできるだけわかりやすく解説するようにした。少しでも興味を持ってくれれば嬉しい。
最後に、サッカー好きの2人のために、ベガルタ仙台のホームグラウンドである、ユアテックスタジアム仙台に行った。県道を仙台市街地から、泉区へ向かう。鉄道の高架橋の下をくぐる。新幹線かと尋ねるので、地下鉄だよと答える。地下鉄が地上を走っていることにびっくりしたようだ。地下鉄泉中央駅の近くの駐車場にクルマを止めて、ユアテックスタジアムに行く。試合は行われていないが、それでも、スタジアムの雰囲気を感じることができる。すき間からはフィールドも見える。ちょうどお昼時だったので、隣接する公園に行って弁当を広げた。天気こそ今ひとつだったが、楽しい2日間だった。2人にとっても新たな発見があった2日間だったようだ。
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