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ちょっとだけ旅気分

 この夏は、広島への旅行を予定していた。期間は8月17日から21日、お盆が終わって、少し遅めの夏休みをとり、原爆ドームや平和記念公園などの原爆関係の施設、宮島の厳島神社や音戸の瀬戸など平清盛関係の史跡、竹原の町並み、そして、広島地区の鉄道に乗りまくる、もちろん広島のお好み焼きや瀬戸内海の魚も堪能するつもりでいた。1ヶ月前には往復の寝台特急やホテルの予約も済ませてあとは行くだけだと思っていたら、家族の病気があり、旅行には行けなくなってしまった。寝台特急とホテルの方はキャンセルできたが、現地での移動に普通列車を使うつもりで「青春18きっぷ」を購入していたが、こちらは、先日東京に行ったときに使用してしまったため、(5日分で1枚のきっぷのため、1日分でも使ってしまうと払い戻しができなくなる)あと4日分普通列車乗り放題の権利を持て余すことになった。

 今日はたまたま、クルマで2時間ほどかかる町まで用事があった。片道2時間なら、さほど苦になる距離でもないが、せっかく「青春18きっぷ」があるので、鉄道で行ってみることにした。自宅の最寄の駅まで自転車で行って、電車に乗った。お盆所時期のせいか、いつもより混んでいた。ディーゼルカーに乗り換えて、阿武隈山地を横断する。普段クルマに乗っているときには周りの景色をじっくり眺めることはしないが、今日はゆっくり眺めることができる。今年は雨が多かったせいか、葉タバコの生長がよくないとか、小さな温泉宿を見つけて今度温泉に入りに行こうと思ったりとか、何度も乗ったことのある路線ながら飽きることがなかった。そして、ディーゼルカーに乗っている人たちの人間模様を見ているのも楽しかった。帰省中の大学生のカップルだろうか、数日間会えなくなる名残なのであろうか、電車の中で恥ずかしそうに肩を寄せ合っていた。渓谷の散策に行くおばさんのグループはとにかくにぎやかだった。

 クルマは目的地に直行できて便利だし、熱い駅の待合室で待たされることもなく快適である。しかし、電車やバスに乗れば、クルマでは見ることのない景色や人間模様が見れる。とくに地方では、どこに行くにもクルマという人がほとんどだろう。それでもたまには電車やバスで出かけてみるといいと思う。少しだけ不便かもしれないが、きっと楽しいと思う。

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コメント

ご家族の方は大丈夫ですか?
うちも奥さんのつわりが予想よりひどく新婚旅行だけでなく実家へ帰るのも取りやめにしました。いつもより長く家にいる時間をもてあましている毎日?です。
先週うちの学校では、夏期授業があって社会学習で前橋に電車とバスを使っていってきました。電車は日本で2番目に高い上毛電鉄に乗りました。ちょうど今時期は風鈴電車といって電車の中に風鈴をつるしてあり、情緒を感じました。中央前橋駅から少し街中を歩きバスに乗り県庁に行きました。前日までの台風は嘘のように晴れわたり屋上の展望ホールからは上毛三山が良く見えました。そのあとは前橋の街中を20分ほど散歩し焼きまんじゅうを食べて帰ってきました。
普段車で走っている町並みとは違い何か新鮮さを感じました。

広島はとっても癒されます。私も数年前に一人旅をしに広島へいきまいた。
原爆関係施設も行き、想像もつかないほどのひどい戦争がまぎれもなくこの広島であったことを見て、本当に平和への思いが強くなりました。
その後は広島を舞台に撮影された映画のロケ地巡りをしました。これもなかなか趣きがあってよかったですよ。そして、お寺へ行って小さな仏さんを作ったり。
せっかくなので四国のしまなみ街道へも足を伸ばしました。
瀬戸内の海はとっても穏やかで優しくって、夕日がとってもきれいなことが思い出です。

ご家族の病状、心配ですね。
それにしても、電車で広島まで行く計画だったんですね。すごい。寝台車に一度乗ってみたいと思いましたが、電車に乗りなれない私には、乗り継ぎが難しそうです。
私も、2年前に広島方面へ旅行しました(飛行機ですが)。
宮島や、広島城なども訪れましたが、原爆ドームや資料館は、衝撃的なものでした。
戦争を知らない世代の私は、戦争はよくないことと思っていても、どこか他人事のように捉えているところがあります。目を覆いたくなるような惨状が繰り広げられた事実があることを知り、その歴史を経て、いまの時代があることを、強烈に印象付けられました。
私の場合は、山口側に足を伸ばして、錦帯橋と岩国城に行きました。木造の橋のアーチはみごとでしたよ。
落ち着いたら、また広島を旅する計画を立てて見てください。

>かかあ天下さん

 つわり、私も話に聞きますが大変ですね。しばらくすればよくなります。どうぞいたわってあげてください。
 上毛電鉄の風鈴電車、面白そうですね。現在は子供達も公共交通機関を使う機会が少ないです。いい経験になったと思います。

>けーじゅさん、まっきーさん

 広島は来年の夏にでも行こうと思います。広島や長崎に行って、見てきたこと、感じたことを社会化の授業の中で生徒達に伝えて生きたいと思います。

 

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