全国各地でいじめによる小・中学生の自殺が相次いでいます。私が住む福島県でもついに起きてしまいました。未来ある子供達が自ら命を絶つ、本当に悲しいことです。文部科学省の統計によると、毎年100名強の小学生、中学生、高校生が自ら命を絶っています。もちろん、全てがいじめが原因というわけではないです。家庭の問題(家族の不和など)、学業不振、進路の悩み、病気などによる将来の悲観、異性問題などある。
いじめによる自殺、みんながもう少し勇気を持てば減らせないだろうか。私自身の考えを書いてみたいと思います。
◆◆いじめられているあなたへ
・どうかひとりでかかえこまないでください。親でもいいです、兄弟でもいいです、友達でもいいです、あるいはおじさん、おばさん、近所の人、担任の先生、その他の先生、スクールカウンセラー、保健の先生、誰でもかまいません。あなたの苦しみを理解して、一緒に考える人を探してください。「心配をかけたくない」「わかってくれるだろうか」と考えて、ためらう人もいるかもしれません。子供のことを心配して一緒に考えることは大人の大事な仕事です、苦しいとき、悩んでいるときに一緒に考え、思いやり支えてあげるのが友達の大事な仕事です。ひとりきりにならないでください、あなたのSOSを受け止めてくれる人はきっといるはずです。生きることをあきらめないでください、明けない夜は決してありません。
◆◆いじめているあなたへ
・あたたは楽しいですか?満足していますか?これでいいと思いますか?自分がしていることを正しいと思っていますか?少年法に守られているから罰せられることはないと安心していないですか。しかし、もしあなたの行為で一人の人を死に追いやった場合、法律は許してもあなたの心の中の良心は決して許しません。一生自分の心の声におびえながら生きていくことになります。ふとしたとき、いじめてしまった相手の顔が浮かぶ、もし今生きていれば、もしいじめさえしなかったら。人をいじめてあなたが得をすることは何一つありません。今すぐやめてください。
◆◆いじめを見ているあなたへ
・いじめられているひとは助けを求めています。決してひとりきりにしないでください。どんな形でもかまいません、支えてあげてください。あなたの勇気あるひとことで一人の人を救えるかもしれません。
◆◆ご家族の方へ
・自殺をする人は必ず信号を発すると思います。その信号を受け止めてください。いじめられる人に責任はありません。子供を最後に守れるのは家族だけかもしれません。登校を渋っているとき、無理に登校させることはもしかしたら子供を追い詰めてしまうことにつながる可能性があります。登校を渋ったり、登校時に身体症状が出るは、もしかしたら子供の出しているSOSかもしれません。
子供達が自ら死を選ぶ悲しい事件が1つでも少なくなることを願います。
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