2020年7月
      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31  

おすすめBLOG

  • Time is up
    りっちさんのブロクです。心と体、音楽、ファッション・美容など、色々な内容の記事が書かれています。
  • 旅は道連れ 気まま日記
    養護学校の教師をしている橘みかんさんのブログです。学校での生活の様子や、旅行が好きということで、これからは旅行の情報も期待できそうです。
  • 黒瞳のうさぎ
    お酒、心理学、旅行、温泉を愛するうさぎさんのブログです。写真付きの楽しい生地が多いです。
  • いい酒・夢気分♪
    アメリカのお住まいのモリビルさんのブログです。大好きなビールのことを中心に、楽しい話題が満載のブログです。
  • ちゃつねの独り言と写真館
    多趣味なちゃつねさんのブログです。アウトドア、クルマをはじめ、話題の豊富なブログです。
  • おしゃれまっちのすてきせいかつ
     旅の大好きなまっちさんのブログです。膨大な旅行記は読み応えがあります。旅の途中で撮った写真を見るのもとても楽しいですよ。
  • UME Blog
     旅行が好きなUMEさんのブログです。毎回テーマのしっかりとした旅をされていてとても興味深い旅行記を書いています。
  • 日常彩彩
    エムエムさんのブログです。社会の出来事について、気になったことを鋭く、それでいて優しい視点で書いています。時々掲載する写真もとてもいいです。
  • five-half blog
    福島県いわき市で美容室「five-half」を経営している谷口さんのブログです。家族のこと、お客さんとのふれあいなど興味深い記事が満載です。
  • 岡本パンスタジオ
    仙台市で自宅および福祉施設等でパン、ケーキ作りの講師を行っている岡本さんのホームページ&ブログです。これを読むと今すぐパンを作りたくなること確実!

« 日本史の故郷へ② | トップページ | 数年ぶりに »

日本史の故郷へ③

【4 天の香具山と藤原京】

翌日、2004年9月18日。奈良県橿原市は夏が戻ったかのような暑い日になった。 ホテルで朝食を済ませると、橿原神宮に参拝に行く。橿原神宮は、神武天皇を神武天皇が東遷してきて、この地で即位して都を定めたという日本書紀の記述に従い、明治23年に創建したものである。境内は広大であり、広い玉砂利がきれいに掃き清められており、歩くのがはばかられる。拝殿ごしに本殿を見る。明治時代の創建とバカにはできない趣がある。拝殿の近くに巨大な絵馬がある。畳14枚分もあるらしい、狭いアパート暮らしのみには、広さの感覚がおかしくなりそうである。
橿原神宮駅に戻る途中、陸上競技の大会でもあるのか、名前を聞いたことのある高校のユニフォームを着た人たちが、歩道を走っていた。
 橿原神宮駅は、神宮の本殿を模して作られたという。街の規模にしてはずいぶん立派な駅舎である。ここからバスに乗り、甘橿丘の下のバス停で下り、田のあぜ道を通って、天香久山に向かう。あぜ道の彼岸花が燃えるように美しい。
天香久山はわずか152メートルの高さしかない。大和三山の他の2つの山である畝傍山にしても耳成山にしても200メートル以下の山であるが、他にこれといった山がないから得をしている。
天香久山の登り口はすぐにわかった。汗をかきながら登っていくと、栗拾いをしているおじいさんがいた。万葉の時代から詠われてきた山で栗拾いとは、雅なものである。残念ながら、山頂には木が生い茂ってあまり眺望はきかないが、降りていく途中に、やっと眺望がひらけた。橿原の市街から田園地帯まで、持統天皇も眺めたと思われる奈良盆地の眺望を楽しんだ。

天の香久山から北西へ30分ほど歩くと藤原京跡に着く。藤原京は、持統天皇によって作られた、日本初の恒久的な都として作られたものである(それまでは、天皇が代替わりするたびに都が移動していた)ちょうど、大和三山によって囲まれた真ん中にある。よく考えられたというか、不思議な立地である。現在は広い公園になっており、子供たちがバドミントンや野球をしている。「君たちはすごいところで遊んでいるのだよ」と声をかけたくなるが、余計なお世話であろう、この地域で、遺跡をいちいち立ち入り禁止にしていたら、生活の場が著しく制約されて、住民の生活に支障をきたすだろう。それほど史跡の密度の濃い地域である。
これまで狭い道路ばかりであったが、急に国道165号線の立派な道に出ると面喰らう。飛鳥時代の歴史に浸っていたつもりであったが、現代に引き戻された感じである。もっとも、その国道沿いのコンビニエンスストアで冷たい缶コーヒーを買って飲んでいるのだから、現代文明万歳という他はない。
 小さなお寺があったので入ってみる。小房観音というそうである。空海作の観音像である。じっくり見たいが、気温が高い体がだるくなってきた。冷房の効いた図書館に行ってしばらく身体を冷やすことにする。しばらく休むと、再び国道の歩道を歩き、近鉄の跨線橋を渡る。今井町は、室町時代末期から続く寺内町である。称念寺という浄土真宗の寺を中心に周りを濠で囲った町である。江戸時代には活発な商業活動で巨万の富を築いた。今でも当時の町家が多く残っており、もちろん、21世紀の世だから、余計なものも目に付くが、人々が実際に生活しているのだから当たり前である。むしろ、今までよく保存していることに感心すべきである。

【終章 2004年へ】

もっと飛鳥時代の世界にゆっくりしていたかったが、大阪で友人に会う予定があるため、そろそろ行かなければならない。大和八木駅から近鉄の急行に乗れば、大阪の上本町まで30分程度。特急列車のように前向きに座ることのできる快適な車両である、走りっぷりもいい。そろそろ21世紀にもどらねばならない。歴史の旅は終わった。

« 日本史の故郷へ② | トップページ | 数年ぶりに »

旅行・地域」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 日本史の故郷へ③:

« 日本史の故郷へ② | トップページ | 数年ぶりに »

フォト
無料ブログはココログ

BlogParts

  • 投票お願いします!
  • Forester Network
  • クリック募金
  • BlogPet

-占い-

ウェブページ