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新車でGo!

 なかなかすっきりと治らなかった風邪も、今日の昼過ぎにはほぼ完全に治った。久しぶりに外出したくなった。スキー場は病み上がりの身には少々きついし、ドライブもいいが、私はしばらく電車に乗っていない。幼子の頃からの鉄道好きの血がそろそろ電車に乗りたいと騒ぎ始めた。そこで、駅前での買い物を兼ねて電車に乗りに行くことにした。

 私の住んでいる町は、地方都市の割には駅周辺の駐車場事情が悪い。その上、自宅から歩いて10分ほどのバス停からは昼間なら1時間に2本、朝夕は3~4本のバスが出ている。地方都市としてはなかなか充実した交通事情である。だから、駅前方面に行くときには、クルマは使わずにバスで出かけるようにしている。有料駐車場を使うことを考えればバスのほうが経済的だ。それに、クルマよりも少し高いところから見下ろす景色はなかなかいい。少しだけ地球にいいことをしてると言うのは気分がいいものだ。
 昼下がりの駅前は、人通りもまばらだった。郊外型のショッピングセンターの駐車場がクルマでいっぱいだったのとは対照的だ。クルマは地方においては魔法の杖のような便利なものだし、スーパーマーケットやショッピングモールは1ヶ所で何でもそろって便利だが、この便利さと引き換えに、地方都市が金太郎飴のように没個性化していく。そういう私自身、日常的な移動はクルマだし、買い物もスーパーマーケットやショッピングモールで済ませているから、えらそうなことは言えないけれど、たまには電車やバスで駅前に出て、商店街で買い物をして見るのも面白いと思う。
 
駅に入って、雪でも見ながらのんびり電車に乗ろうと思ったら、見慣れない電車がホームに止まっている。ここで、鉄道好きの血が騒ぎ出した。東北本線に入った新型電車、これはぜひ体験したい。雪景色はとりあえずおいておいて、新型電車体験ツアーに出発することにした。降ろしたての電車は、ステンレスの車体をキラキラと輝かせていた。傷1つなく輝いている車体は、、水族館で見たサンマの群れを思わせる美しさだった。東北地方の電車特有の押しボタンを押してドアを開ける。JR東日本では、1990年代にロングシート(東京や大阪の通勤電車のようなベンチシート)の電車を東北地方の各路線に投入したが、乗客の評判が悪く、この電車では、ボックスシート主体に戻した。肝心のシートのかけ心地は、最近宇都宮線や常磐線に導入した電車と同じく、固めのかけ心地、初めのうちは違和感があるが、背筋を伸ばして座るとしっくりとくる。窓際には、飲料の缶やペットボトルを置くことができるくぼみが付けられたのは嬉しい配慮。たぶんに、観光t路線への投入も考えられているのだろう。ボックスシートも、以前の車両に比べると広めに作ってある。向かいに座った人と膝がぶつかる心配も以前よりはいらないだろう。窓も大きく眺めがいい。内装のパネルに木目調の化粧版が使われるが、嫌味にならない自然な感じの木目で好感が持てる。走り出すと、軽快な加速、なかなか気持ちがいい。30分ほど先の駅で降りて、しばし町を歩く。この町も駅前の空洞化がひどい。何とかならないものか。帰りはすっかり暗くなった。半日だがなかなか楽しい休日であった。

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