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時刻表

 今週の週末は自宅に缶詰になって仕事をしていた。黙々と仕事をしているだけでは気が滅入ってしまうので、仕事の新光予定表を「時刻表」、つまりダイヤを作った。報告書の○○の章は土曜日の19時30分、△△の章は20時50分などという風に予定を決めていった。予定より早く終われば、少し息抜きをする時間になるし。遅れれば休憩抜きで仕事をすることになる。こんな風にして気が重い仕事を少しでも楽しくやるようにしている。鉄道好きである私らしい楽しみ方だ。
 子供の頃はよく自転車の時刻表を作った。自宅前11時、○○交差点11時12分、□□神社11時27分、△△港11時38分、・・・などという風にダイヤを決めサイクリングに行った。時には特急列車のダイヤを作って、いつもよりも自転車を飛ばして走ったこともあった。
 さすがに高校生になると、そんなことをするのは恥ずかしくなったが、通学の時間だけはしっかりとダイヤが決まっていた。1年生、自宅前7時47分発、2年生、自宅前8時3分発、3年生、8時15分発だった。学年が上がるにつれて出発時間が遅くなるのは、私のせいだけではない。朝の2分間のためであった。私の家を出て3分後、橋のたもとの横断歩道に着く、ダイヤがきっちり決まれば、ここでAさんに会える。Aさんと私は同じ高校に通っていた。Aさんはスポーツの得意な娘で、私の初恋の相手。この横断歩道での信号待ちと、次の交差点までのあわせて2分間のために(他の人に見られるのは恥ずかしいので、義の交差点からは私が先行しました)、私はダイヤを組んでいた。もっとも空振りすることもたびたび会ったし、2分間だからたいした話をするわけでもない。「おはおう、今日もいい天気だね」と私、「おはよう、元気?」とAさん。あとは、テストの話をしたり、友達の話をしたり。しかし、この2分間が、朝の憂鬱な気持ちを吹き飛ばして、今日一日を頑張るためのエネルギー源になっていた。
 仕事のダイヤを作りながら、15年以上前の青臭い時代のことを思い出した。少しほろ苦く、そして甘酸っぱい青春時代のあのころを。

 

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コメント

好きな人を一目でも見たくて、移動教室の時に、わざとその人のクラスの前を通るようにしたり、時間割をチェックして、校庭眺めたりしてましたね。
今思うと、本当にいじらしいことをしていたものです。

 けーじゅさんも同じような建研があるのですね。そこまで本気で人を愛せた頃、今から考えると少しだけまぶしく見えます。

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