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大ベテランと遊ぶ

 今月の18日にJRグループのダイヤ改正があります。この改正に伴って、JR東日本の水戸支社、仙台支社の管内では新型車両の投入に伴うおおがかりな車両の配置転換があります。また、茨城県の石岡と鉾田を結ぶ鹿島鉄道が3月末で廃止になります。青春18きっぷが使用開始になってはじめての土曜日である昨日、間もなく役目を終える大ベテラン車両たちの最後の姿を見るために出かけました。

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 JR常磐線を走る403・415系電車は1965年(昭和40年)に製造が開始された車両で、常磐線の上野~水戸~平(現いわき)間を主な活躍の舞台としてきました。昭和40年代以降、常磐線沿線は急速にベットタウン化が進み、首都圏でも有数の通勤路線になりました。403・415系も、通勤・通学輸送の主力として活躍しました。しかし、老朽化も進み、後継となる車両も登場しついに引退することになりました。今日はいわき駅から水戸駅まで乗りました。福島県の太平洋沿岸の町で育った私にとって、この電車は、東京や水戸に出かけるとき、普段の買い物のときなど、私が子供のときから当たり前に走っていた車両でした。それだけに、引退することは想像できませんでした。今日、久しぶりに乗ると、狭いボックスシートも、少し固めの乗り心地も、全てが懐かしかったです。勿来~大津港間では、車窓に太平洋が広がります。この電車から太平洋を見ることはもうないだろう、長年親しんだ友との別れのようで切なかったです。

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 水戸で鹿島臨海鉄道に乗り換え、高架の新鉾田駅から町中を歩き、鉾田の町中にある鉾田駅まで歩いた。ここから鹿島鉄道に乗る。これから乗るキハ602というディーゼルカーは、1937年(昭和12年)に製造された車両で、国鉄から鹿島鉄道に譲渡され、何度かの改造を経て現在に至る車両で、現在の日本の鉄道車両の中でも最も古い車両のひとつである。それでも、冷房が取り付けたりしているし、ボディも割合きれいな状態に保たれている。油のしみこんだ木の床が懐かしい。たった1両の車両は、乗り収めに来た鉄道ファンや地元の人で満員だった。盛大にエンジンがうなり走り出したが、なかなかスピードが上がらない。少しスピードが乗ると、上下に船のような大きな揺れがある。ローカル線の乗り心地だ。沿線には写真撮影をしようとしている鉄道ファンがたくさんいた。幕末の剣客の芹沢鴨(1826~1863)の故郷である玉造町から霞ヶ浦の湖岸を走る。静かな湖岸は今日の暖かい気温とあいまって降りて散策したくなってきた。
 石岡駅前の食堂で遅い昼食を済ませると、水戸まで常磐線で出て、水郡線で帰った。途中の常陸大子から今年製造されたばかりの新車のディーゼルカーに乗る。鹿島鉄道の車両とは違って、加速もよく揺れも少なかった。

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コメント

おひさしぶりです!!
パソコンの調子が悪くてしばらくご無沙汰していました。
まあ、大ベテランとの春の旅、よかったですね。たくさんの人と想い出を乗せ、年輪を重ねた大ベテランの雄姿はいいですね。一方さびしい気持ちも判るような気がします。
やえもんさんのような鉄道が好きな人に送られて大ベテランもうれしかったよ、きっと!!

まっきーさんおひさしぶりです。
 古い車両たちですが、ていねいに整備されている様子がよくわかりました。現場の人たちの努力の賜物ですね。

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