2019年8月
        1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 31

おすすめBLOG

  • Time is up
    りっちさんのブロクです。心と体、音楽、ファッション・美容など、色々な内容の記事が書かれています。
  • 旅は道連れ 気まま日記
    養護学校の教師をしている橘みかんさんのブログです。学校での生活の様子や、旅行が好きということで、これからは旅行の情報も期待できそうです。
  • 黒瞳のうさぎ
    お酒、心理学、旅行、温泉を愛するうさぎさんのブログです。写真付きの楽しい生地が多いです。
  • いい酒・夢気分♪
    アメリカのお住まいのモリビルさんのブログです。大好きなビールのことを中心に、楽しい話題が満載のブログです。
  • ちゃつねの独り言と写真館
    多趣味なちゃつねさんのブログです。アウトドア、クルマをはじめ、話題の豊富なブログです。
  • おしゃれまっちのすてきせいかつ
     旅の大好きなまっちさんのブログです。膨大な旅行記は読み応えがあります。旅の途中で撮った写真を見るのもとても楽しいですよ。
  • UME Blog
     旅行が好きなUMEさんのブログです。毎回テーマのしっかりとした旅をされていてとても興味深い旅行記を書いています。
  • 日常彩彩
    エムエムさんのブログです。社会の出来事について、気になったことを鋭く、それでいて優しい視点で書いています。時々掲載する写真もとてもいいです。
  • five-half blog
    福島県いわき市で美容室「five-half」を経営している谷口さんのブログです。家族のこと、お客さんとのふれあいなど興味深い記事が満載です。
  • 岡本パンスタジオ
    仙台市で自宅および福祉施設等でパン、ケーキ作りの講師を行っている岡本さんのホームページ&ブログです。これを読むと今すぐパンを作りたくなること確実!

« ある日の教室 | トップページ | 集合した(BlogPet) »

大阪・京都・神戸 私の三都物語 ④

【4 雨の洛北 12月28日】

 出町柳から、鞍馬や比叡山方面に行く叡山電鉄は、少し小ぶりの電車を走らせている。狭い出町柳駅の構内は、色とりどりのかわいらしい電車が発着していた。相変わらず雨は一向にやむ気配がない。しかし、この時期の福島ならたとえ雨だとしても詰めたい氷のような雨が降るのだが、京都の雨はコート要らずの温かい雨だ。今度の鞍馬行き電車は、車体の上部を朱色、下部をアイボリーに塗り分けた電車で、窓も大きい上に、他の電車なら網棚になっている部分に小さな窓があり、斜め上の景色も見ることができるようになっている。出町柳駅を発車するとしばらくの間は住宅と京都大学、京都繊維工芸大学などがある学園地帯になっている。木野を過ぎると本格的な登りにかかる。鞍馬線のイメージは観光路線であったが、以外にも地元の人の利用が多い。二軒茶屋を過ぎると本格的な山岳路線の雰囲気になってきた。美しい杉林と清流の間を電車は走る。終点の鞍馬駅の駅前には大きな天狗のオブジェがあった。鞍馬山には鞍馬天狗がいたという伝承が残っている。
 雨のせいか、それとも年末のせいか、駅前の土産物屋にはほとんど人がいなかった。蔵まで蘭山門を入ると間もなく右側に建物があって、ここがケーブルカー乗り場になっている。もちろん歩いて上がっても良いが、今日は雨だし、ケーブルカーの力を借りて登ることにする。鞍馬寺は平治の乱で敗れた源義朝の子、義経が少年時代に預けられていた寺である。鞍馬寺は今日から近いが、当時は宗教勢力が強く、鞍馬寺にはたくさんの僧兵がいたということで、さしもの平清盛も手が出せなかったのであろう。
 100円を払って小さなケーブルカーに乗り込む。乗務員は作務衣を着たお坊さんだ。小さいながらも急な坂をぐんぐん上っていく。終点に着くと、ベビーカーを押したお母さんの手伝いをしたりとなかなか忙しい。多宝塔を見て、いよいよ本殿へ向かう。こちら側の参道は傾斜もゆるく歩きやすい。立派な本殿を参拝する。この奥には木の根道とよばれる山道があり、奥の院や貴船神社へと行くことができるが、相変わらずの雨で、断念する。今日は断念ばかりだが、ひとまずここまで来れただけで満足する。義経はこの寺にいる間に武芸と学問を磨き、その後の源平の合戦へ向けて飛躍のときを待つことになる。
 帰りはケーブルカーを使わないで、九十九折の石段を降りることにする。12月なのに、石段の両側の杉の木の緑が美しい。山門近くまで降りると小さな滝があり、そこに立て看板があった。そこにはこう書かれていた「この滝で滝行をしないでください」。

 駅付近の土産物屋さんはあまりに人がいなく、うっかり入ったら何か買わなければ出られなくなりそうだったので、敬遠して、ふたたび叡山電鉄に乗り出町柳駅に戻ることにする。向かい側のシートに座ったおばあさんの3人組はとてもにぎやかだった。それでも、それまでが余りに静かすぎたから、なんだか楽しげで良い。
 出町柳駅前は、ちょうど賀茂川と高野川がY字状に合流するところである。その合流地点すぐにあるのが下鴨神社である。ここまでなら雨が降っていてもさほど苦労せずに行くことができる。高野川に沿ってしばらく歩き、橋を渡るも間もなく糺の森とよばれる森がある。神社の周囲の樹木といえば、針葉樹を思い浮かべる方が多いと思われるが、ここは広葉樹が主体である。ひょっとしたら、平安京ができる以前の京都の森林が残っているの
かも知れない。僅かに効用が残っている木もある。広い森を抜けて参拝を済ませる。初詣の準備なのだろう、布で覆われていて本殿の様子は良く見えなかった。
 出町柳駅から京阪本線の特急列車で大阪に帰る。京阪電鉄はサービス精神旺盛な会社で、特急列車にテレビ月の車両を走らせたり、2階建ての車両に特別料金無しで乗れたりする。テレビは、今では携帯電話でも見られるが、京阪電鉄にテレビカーが登場したのは1954年(昭和29年)だから、テレビがある家庭が珍しかった頃である。私はテレビを見ているより車窓を見ているほうが楽しいから、2階建て車に乗る。東福寺でJR奈良線の電車と併走した。淀、樟葉付近までは良く覚えていたが、枚方市、寝屋川市付近は夢の中であった。気がついたら、もう天満橋駅の手前だった。ここで特急を降りて、地下鉄で梅田に出た。夜は曽根崎を歩き回った。店を物色しながら歩くのはとても楽しかった。

« ある日の教室 | トップページ | 集合した(BlogPet) »

旅行・地域」カテゴリの記事

鉄道」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 大阪・京都・神戸 私の三都物語 ④:

« ある日の教室 | トップページ | 集合した(BlogPet) »

無料ブログはココログ

BlogParts

  • 投票お願いします!
  • Forester Network
  • クリック募金
  • BlogPet

-占い-

ウェブページ