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東海地方の私鉄と信長の足跡をたどる 5

 玉の井駅から木曽川の堤防を目指して歩く。路地ではおばあちゃんが玄関先に椅子を出して転寝をしていた。平和なんだなと思う。5分ほどで木曽川の堤防の上に出る。河原には親子連れなどたくさんの人がいてスポーツをしたり犬の散歩をしていた。しばらく下流に向かって歩くと水色の尾濃大橋が見えてきた。まだ河口までだいぶ距離があるがかなり長い橋だ。後で調べてみると、全長767.5メートルもあるそうだ。階段を上っていよいよ橋を渡り始める。両側の河原の緑が濃い、そして山が遠い、北側のはるか遠くに市街地、おそらくは岐阜市の市街地だろうが、山はそのずっと先にある。日本でこんなに広々とした景色はなかなか見れるものではない。そして風が心地よい。空気の匂いがまたいいのだ。川の水と木々と草の匂いの混じった匂い。生気に満ちた匂いである。自殺志願者と間違えられると困るけれど、しばらく橋の上から眺めと、肌に触れる風の感触と匂いを楽しんだ。

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 尾濃大橋を渡ると岐阜県に入る。農地の中に住宅地が混じるようになる。須賀駅までは1時間くらいかかるかと思ったが、思いのほか早く、50分くらいで着いた。須賀駅は無人の小さな駅だが自動改札機があり、高度に合理化された駅だった。新羽島駅行きの電車も30分に1本程度かと思ったら、15分に1本もあり便利だった。2両編成の電車も真新しく色々な面で驚いた。新羽島駅は東海道新幹線岐阜羽島駅のすぐ脇にあった。新幹線のコンコースを一瞥して引き返す。須賀駅を過ぎ、笠松から名鉄本線に入るとここから急行列車になりスピードを上げ岐阜まであっという間に着いた。この後は各務原線の電車に乗り犬山城最寄の犬山遊園駅まで行く予定である。各務原線のホームに下りて電車の行先を見て「はて?」と思った。電車の行先は「中部国際空港」になっているのである。私はこういうことだけは勘がいいから、この電車は岐阜から犬山、名古屋を経由して中部国際空港まで行くのだなと理解できたが、名鉄の列車の行先はなかなか複雑だ。電車に乗って発車を待っていると、20歳くらいの男女が乗りかけてはやめ、何かを話し合っていた。それでもらちが明かなかったのか、女の子が私に「この電車は各務原に行きますか?」と尋ねてきた。私は各務原線の電車に乗るのは今日が初めてだが、常連客のような顔をして「はい、通りますよ」と答えた。二人はほっとした顔をして私の斜め向かいに腰掛けた。
 各務原線はずいぶんこまめに駅がある。もっとも電車の加速性能がいいからその割にはスピードが速い。さっきの2人は各務原市役所前駅で降りていった。下りる間際、女の子は「さきほどはありがとうございました」と言って下りていった。少しいい気分になる。そんなに美人と言うわけではないが、気持ちのいい言動は周りの人を幸せにします。私も少し彼女を見習わなければ。
 新鵜沼を過ぎると木曽川を鉄橋で渡る。右側に犬山城が見えてくる。間もなく犬山遊園駅に着く。

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