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電車・バスで行く 福島やたらと小さい旅 JRバス関東白棚線

 先週の土曜日、福島県の白河市と棚倉町を結ぶJRバス関東白棚線のバスに乗った。このバスはとても変わった歴史を持っている。この路線のルーツは、1916年に開業した白棚鉄道という私鉄であった。これが1941年に鉄道省(後の日本国有鉄道、国鉄)に買収された。しかし、1944年には戦争の激化に伴い、レールがはがされバスでの運行に変わった。戦後に鉄道復活の話もあったが実現せず、結局かつての線路跡をバス専用道路として整備して現在に至っている。

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 白河駅は私の好きな駅だ。堂々とした駅舎、広い待合室、しかし乗客は少なく、駅前にも賑わいが見られない、東北新幹線が発着した新白河駅に人の流れが移り、商業の中心も移ってしまった。ここから白棚線のバスが発車する。朝夕15~30分、日中は30~60分ごとと地方のバス路線としてはまずまずのサービスレベルである。

 車内は高校生などで満員だった。白河の市街をしばらく走ると新白河駅、ここでも乗客が増える。新白河駅周辺はショッピングセンターが増えた。土曜の午後は駐車場が一杯と言いたいところだが、ここでも勝ち負けの差は大きいようだ。市街地を外れて間もなく何湖公園に着く。南湖公園は1801年に白河藩主松平定信によって作られた公園である。じっとしているだけで汗がにじむほど暑いが、のんびり湖の周りを歩いて松平定信を祀った南湖神社を参拝する。土産物屋でミネラルウオーターを買って飲む。ミネラルウオーターは喉から胃へ、胃から身体の細胞の一つ一つに染み渡る。いい歳をしたおじさんがやるのは恥ずかしいが、ミネラルウオーターのボトルをほほに当ててその冷たさを感じた。

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 再びバスに乗り、実業高校を過ぎるとバス専用道路になる。バス1台がやっとの道幅だ。カーブの緩やかな曲がり方など、間違いなくかつて線路であったことを物語る。表郷村の中心地である磐城金山でバスを降り、バス専用道に入るバスの写真などを撮った。磐城金山からもう一度バス専用道になる。逆川という変わった地名付近が阿武隈川と久慈川の分水嶺になるが、嶺と言うほどはっきりとした山になってはいない。ここを過ぎるとまもなく磐城棚倉駅、バスはカーブの多い棚倉の町を走り、棚倉城を右目に見、東白川農商高校をすぎ、小さな川の橋を渡ると終点の祖父岡バス停に着く。小川の橋には「久慈川」とかかれていた。河口の日立市ではあれだけ大きい川なのだが、ここでは細く頼りない流れだった。

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