「江戸アルキ帖」 杉浦日向子著 新潮文庫
杉浦日向子さんは面白い人だ。私が彼女を知ったのはNHK総合の「コメディーお江戸でござる」の時代考証のコーナーであった。この人、こんなことまで知っているのだなぁと感心した。ひょっとしたらこの人、生まれてきた時代を間違えてしまったのではと思うほど江戸の町人の風俗に詳しかった。
この本では、現代に住む女性がタイムトラベラーになって週に1度江戸時代にタイムとラベルをするという内容の本である。江戸の人々の生活を楽しい文章と絵で(杉浦さんはかつて漫画家をしていたから絵はお手の物である)私までが実際に江戸に旅に出たような気分になる楽しい本です。
非常に惜しいことに杉浦さんは2005年7月にこの世を去った、まだ46歳であった。ひょっとしたら、大好きな江戸の町の住人になってしまったのかもしれない。江戸の長屋に住むおかみさん、ひょっとしたら杉浦さんかもしれません。
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