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2008年9月の16件の記事

コスモスの花を見ながら

 秋も深まり、すっかり涼しくなってきた。私にとって最も好きな季節がやってきた。この大好きな季節に咲く花はコスモス。頼りなげな細い茎のてっぺんには赤やピンク、白の可憐な花が咲く。宇宙まで透けて見えそうな秋空にコスモスはとてもよく似合う。秋桜とはよく言ったものである。
 大学3年生のとき、母校の中学校で教育実習をした。実習は忙しかったがとても楽しかった。研究授業はあまりうまくいかなかったが、何とか終わった。クラスの生徒たちともだいぶ仲良くなった。まぁ半分彼らのおもちゃになっていたようなものかもしれないが。そのクラスの中にちょっと気になる女の子がいた、みんなの中にうまく入れずに、一人でいることが多かった。そんな彼女が教育実習の最後の日の帰り際に私にくれたのが1輪のピンクのコスモスだった。クラスの生徒達から寄せ書きや手紙をもらったが、このコスモスの花1輪が何より嬉しかった。
 コスモスの花言葉は「乙女心」、あれから14年経った。28歳になった彼女はあれからどのような人生を歩んだろうか。そして、今も元気でどこかで風に揺れるコスモスの花を見ているに違いない、きっとそうであって欲しいと思っている。

みちのおくへ~下北・津軽紀行 ④

【④ 津軽平野の鉄道を愉しむ 上 8月9日】

 津軽平野の中心地である弘前駅は真新しい。まるで都会の駅のようだ。その弘前駅の片隅に、まるで階段に押しつぶされるような位置に弘南鉄道弘前駅がある。このように書くと、粗末な寂れた駅を連想するかもしれないが、コンパクトながらも真新しい駅で、うらぶれた感じはまったく無い。駅に発着する電車もステンレスの電車で都会的である。もっとも、つり革には東急百貨店の広告が書かれている。東京を走る東急電鉄の車両が津軽平野で第二の人生を送っているのだ。
 弘前駅を発車し、間もなく弘前東高前、その後もこまめに駅がある。利用者は多く、地域の足としてしっかりこの地に根を下ろしている会社のようだ。電車は津軽平野を東へと走り、車両基地のある平賀駅の手前で北へと向きを変える。窓の向こうには弘前市街、そしてなだらかで女性的な磐木山が見える。田んぼの中をしばらく走ると黒石駅に着く。
 黒石はかつて津軽藩の支藩が置かれたところである。駅から少し離れるが、「こみせ」と呼ばれる木製のアーケードのようなものが残る通りがあるので行ってみる。既に気温は上がり、汗で背中が湿ってくる。こみせには、小さな提灯が下げられている。小学生が授業で作ったのだろうと思われる。名前と将来の夢が書かれている。男の子はスポーツ選手が多い、私の頃と違うのは、サッカー選手やバスケットボール選手などスポーツの種類が多様化したことである。女の子はパティシエや保育士、花屋さんが多かった。
 弘南鉄道の電車で弘前に戻り、今度は津軽平野の北部を目指す。五能線の普通列車で津軽平野を北上する。撫牛子(ないじょうし)という読み方の難しい駅を過ぎると、川部。ここから西に向かって走り出すと間もなくりんご畑が増えてくる。既にりんごの木にはたくさんの実がついていた。こんなにたくさんの実がなるものだと感心した。五所川原で津軽鉄道に乗り換えるが、40分ほど時間があるので駅前の食堂で昼食をとる。店は古びていたが、店主のおじいさんもかなりの高齢だった。

 

お願い、世界のナベアツ

 小学2年生のときかけざん九九を覚えるのに苦労した人は多いと思います。わたしもそのクチで、母親の拳固を喰らいながら掛け算九九を覚えたことを今でも覚えています。皆さんの中にもかけざん九九を覚えるのに苦労した人は多いと思います。私が教えるほうになってみると、なんとなく苦労するところの傾向が見えて気がします。
 簡単なほうから、1の段、これは1,2,3,4・・・と増えていくので、ここでつまづく人はまずいないと思います。少々問題があるとすれば、「いんいちがいち」「いんにがに」・・・と普段なじみのない発音をしなければならないところでしょうか。次いで簡単なのは2の段と5の段、2の段は2,4,6,8と1つおきですし、5の段は、5,10,15、20と0と5の組み合わせなのでそんなに困ることはないでしょう。この次は4の段、こちらも偶数の組み合わせでわりとわかりやすいです。あえて言えば「ししちにじゅうはち」が多少言いずらいことでしょうか。
 やや難しくなるのが3の段、こちらは世界のナベアツのネタをやればいいので、今の小学生は割りと覚えやすいかもしれません。次いで6の段、しかし6は割りとイメージしやすい数(時間の計算は基本的に6の倍数の海合わせでしょう、1日は24時間、1分は60秒などなど)なので、何とかなるでしょう。8の段と9の段は割りといいやすいのでこれも繰り返し練習すれば大丈夫でしょう。
 最後の難関は7の段、これは難しいようです。まず、7という数が頭の中でイメージしにくい数の上に、「しちしにじゅうはち」「しちしちしじゅうく」など発音しずらく覚えにくい発音が続きます。まず、おはじきなどを使って、操作をしながら理解をしたり、5の段+2の段=7の段(5×4+2×4=7×4→20+8=28)を理解すれば、九九の中でもやさしい5の段と2の段を使って7の段について理解することもできます(かえってややこしいかもしれませんが)。あとは、世界のナベアツにお願いして「7の倍数でアホになる」というネタでも作ってもらおうかな。

向陽的珈琲星期一弥栄

 このタイトルを見て「なんのこっちゃ」と思った方がほとんどだと思います。まずは以下のリンクをご覧ください。

http://72.14.235.104/translate_c?hl=zh-TW&sl=ja&tl=zh-TW&u=http://gami-yuki.cocolog-nifty.com/weblog/&usg=ALkJrhgog7-jW9hdJD7uYnx7rxnJzKqysQ

 漢字ばかりで中国か台湾のサイト、と思った方もいるかもしれません。実はこれはこのブログを台湾のgoogleの自動翻訳機能で繁体中国語(台湾・香港などで使われている中国語)に翻訳したものです。このタイトルの「向陽」は「ひだまり」、「的」は「~の」、「珈琲」は「コーヒー(日本でも漢字で書く場合がありますね)」にあたります。では、「星期一」ですが、これは「月曜日」という意味です。「弥栄」は「やえ」と同じ発音の漢字を当てたものだともいます。つまり「やえもん」→「Yae Mon」→「Mon Yae(人名と判断し、姓と名を入れ替え)」→「Monday Yae(MonをMondayと判断)」→「星期一 弥栄(中国語に変換、Yaeは翻訳できないので同じ読みの漢字を当てた)」という方法でこうなったものだと思われます。

 こんな調子なので、たぶん中国語として相当不自然な(あるいは誤った)文章になっていると思います。身近に繁体中国文を読める方がいらっしゃいましたら、ぜひ読んでみてください。

動物園

 今日、急に思い立って仙台市の八木山動物園に行ってきました。私は動物園や植物園、水族館の類が大好きです。高速バスと路線バスを乗り継いで動物園へ、八木山の狭い道路をすいすいと走る運転手さんの技術には改めて感服します。私が運転したら、仙台駅から八木山に行くまでの間に1回はぶつけるだろうな。
 まずはインドゾウ。改めてじっくり見てインドゾウとアフリカゾウの違いに気付きました。インドゾウは背中にうっすらと茶色の体毛があるのですよね、それにしてもゾウの皮膚はごわごわしてそうだ、一度石鹸とデッキブラシでごしごし洗いたくなる。ゾウにしてみれば迷惑な話だろうが。次いでトラやライオンの猛獣、動物園の猛獣は狩をしなくてすむせいか、いまひとつ覇気が無い。トラにいたっては、トラ皮の敷物かと思った。おっと、あまりトラを怒らせて髪疲れては溜まったものではないので、サル山に行って見ます。私はサル山は大好き、その気になれば半日サル山見物をしてもいいくらい大好き。人間にもいろんな人格の人がいますが、サルにもいろんな猿格?のサルがいるようで面白い。やたら威張っているやつ、強いサルのご機嫌取りがうまいやつ、人間社会の縮図のようだ。もっとも、人間も広い意味でサルなのだから、人間社会がサル社会の縮図なのかもしれないが。
 その後、ホッキョクグマ(シロクマ)、キリン、カバ、ゴリラなどを見た。動物園はやっぱり面白かった。たっぷり堪能した後は、駅前に出て買い物をして、夕方早いバスで帰った。バスの中でうつらうつらしているうちに、自分が動物園の檻に入れられる夢を見た。

宅配された(BlogPet)

ガーベラは、階段国道を旅行したの?
だけど、きょう、宅配された。

*このエントリは、ブログペットの「ガーベラ」が書きました。

大臣は責任感を持って仕事をしてください

 食の安全について「日本国内は大丈夫だと思っているが、消費者が騒ぐから徹底する」と発言した太田誠一農林水産大臣が辞任した。カビやメタミドホスに汚染された米が加工食品や主食用として流通した問題に対しても「影響は無いと思っている」とまるで他人事のような発言を繰り返した。しかし、基準を超える薬物が見つかったり、カビが生えたりして本来なら食用として流通できないはずの米が食用として流通した段階で大きな問題であるとなぜ気付かないのだろうか。農林水産大臣として職務怠慢のきわみだとなぜ気付かないのだろうか、そのあたりが私には理解できない。もし、今でもカビやメタミドホスに汚染された米が安全だと言い張るなら国民を安心させるためにぜひ以下のパフォーマンスをしていただきたいと思いますがいかがでしょうか。それが農林水産大臣としての最後の勤めだと思います。そのパフォーマンスとは、私が汚染米1升を心を込めて炊き、それを塩むすびにしますから、大臣、あなたがテレビカメラの前で食べて見せてください。これを見れば国民は皆安心すると思います。

舎監の楽しみ

 私の勤務する学校には寄宿舎がある。遠方で通学が困難な児童生徒や、生活習慣や対人関係などを伸ばすために生徒が入って日々生活をしている。私たち教諭のうち男性の教諭ほぼ全ての方と女性の教諭のうち希望する方が交代で泊り込んで舎監として寄宿舎の管理や児童生徒の指導にあたる。およそ1月半に1度回ってくる勤務は私にとって待ち遠しいものである。児童生徒とUNOや「遊戯王」などのカードゲームをしたり、オセロや将棋などをしたり、車の好きな生徒と車の話をしたりと私にとっては楽しいことがあるからだ。もちろん、不審者や災害時には対応しなければならないし、舎監室ではよく眠れず身体はきついが。それでも舎監をすることは私にとっては楽しみである。

どこへゆく、アメリカ経済

 昨日衝撃的なニュースが走った。アメリカの大手投資銀行・証券会社であるリーマン・ブラザーズが連邦倒産法第11条(いわゆるチャプター11、日本の民事再生法に相当する)を申請し、事実上倒産した。負債総額は6130億ドル(64兆5000億円)とアメリカの歴史を通じても相当な大型倒産になった。同社の日本法人も今日民事再生法を申請した。日本法人の負債総額は3兆4000億円で、こちらも日本国内では4兆3000億円の負債を抱え倒産した協栄生命保険(2000年)に次ぐ過去2番目の大型倒産になった。
 ことの起こりは2007年ごろから表面化したサブプライムローン(信用度の低い人を対象とした住宅ローンの一種)の返済の延滞の増加、住宅バブルがはじけることによる金融不安である。今現在、アメリカを中心に金融機関や証券会社などの経営危機が表面化しており、世界的に株価が下落している。そんな難しい経済の動きなどオイラはわからないし、そんなの関係ないよと思っている方も多いと思いますが。(実際私も理解に範囲を越えていますが)これから起きることは回りまわって私たちの生活にもいろいろな影響が出てきそうです。アメリカ経済の失速が明らかになれば、円高傾向がはっきりして、石油製品や食料品などが少し値下がりするかもしれません。しかし、それ以上に電機や自動車など輸出に依存する割合の高い企業の経営の悪化、株式の下落や投資信託の運用益減少による個人所得の減少、リーマン・ブラザーズに融資している銀行の経営悪化、それに伴う融資の減少による企業倒産の発生。今の私が考えられるだけでこのような影響が考えられます。今後しばらくの経済ニュースは要チェックです。

銀メダル獲得!

 今日の放課後、3年生に補習をしようとしてたちょうどその時、とても嬉しいニュースが飛び込んできた。北京パラリンピック、陸上女子200メートルに出場していた八巻智美選手が銀メダルを獲得した。生徒の中には車いすマラソンなどにも参加している者も多いので、郷土の選手の活躍は大きな励みになると思います、八巻選手、本当にお疲れ様でした、そして希望と勇気を私たちに与えてくれて本当にありがとうございました。その日の補習は私も生徒も上機嫌でした。もし、パラリンピックに興味のある方はぜひテレビで放送されますのでぜひご覧ください。

しかし高くなったなぁ

 夏休みが終わったばかりだが、早くも冬の旅行の計画を立てようと思って、いくつかの航空会社や旅行代理店のウエブサイトを見て回った。いや~、国際線運賃、ずいぶん高くなりました。2年前の1.2~1.4倍くらいでしょうか。燃料サーチャージという、燃料価格に連動する割り増し分が大きいです。当たり前のことですが、飛行機は大量のジェット燃料を消費する。しかもそこに燃料高騰、国内外を問わず航空会社の皆様の苦労が偲ばれます。考えてみれば、今までの航空運賃が高すぎたのかもしれないが 

みちのおくへ~下北・津軽紀行 ③

【③ 階段国道としょうがみそおでん 8月8日】

 竜飛崎からの眺めは豪快だった。眼下には津軽海峡、遠くにはうっすらと北海道が見えた。駐車場には「津軽海峡冬景色」の歌碑があり、年配の方がこの碑を背景に写真を撮っていた。もう30年以上前の歌だが、この歌が竜飛崎の名を一躍有名にしたことは間違いない。
 歌碑の裏側に階段がある。何の変哲も無い階段だが、この階段が国道339号線、通称「階段国道」である。自動車が通行できない国道は全国にいくつかあり、国道291号線の群馬県と新潟県の県境である清水峠付近は登山道が国道になっている。この階段国道は幅の狭い362段の階段である。竜飛岬のバス停で帰りのバス停を待ってもいいが、バスは階段国道の下の竜飛漁港のバス停に泊まるし、ここまでかなり大回りして時間がかかるから乗り遅れる心配はなさそうだ。私は竜飛漁港まで歩いて降りることにした。
 階段を下ると竜飛漁港、この漁港の風景がまたよかった。漁港で網の手入れをするおばちゃん、水面近くをのんびり飛んでいくカモメ、旅のよさって点じゃないんだよ、面なんだよ、そう思わせる風景だった。もしも、バスの中でおしゃべりに夢中になって、竜飛岬だけ観光して、またバスに乗って居眠りしながら戻ったのでは、崖の下に張り付くような漁村や、のんびりした竜飛漁港を見ることは無かっただろう。もしそうだとしたらこのたびの印象はずいぶん平坦なものになっていたと思う。
 バスに乗って三厩駅まで戻り、津軽線の列車の時間まで1時間少々時間があったので、駅近くの川や海を眺めて過ごした。列車に乗り、蟹田を過ぎると徐々に家が増えてくる。列車はひたすらのんびりと海と国道280号線に祖って走り、青森市街地に入ると左へ向きを変えると終点の青森駅に着く。
 青森では、昨日友人に教えてもらった店に入って、しょうが味噌おでんやイカの一夜星を肴に酒を飲んだ。しょうが味噌おでんはしょうがのさっぱりした味が以外にもおでんに合っていてうまかった。他のお客さんや女将と話が弾んでいるうちにそろそろ今日の宿泊地である弘前行きの列車の時間が迫ってきた。後ろ髪惹かれる思いで店を出る。いつの間にか真っ暗になっていた。

東海地方連絡したかったの(BlogPet)

きょうガーベラは、東海地方連絡したかったの♪

*このエントリは、ブログペットの「ガーベラ」が書きました。

台北からの手紙

 仕事を終えくたくたになって帰宅。郵便受けにはフリーペーパーやら宅配便の不在連絡表やら入っていた、さらにその奥に見慣れた黄色い封筒が入っていた。
 ことのおこりは2006年1月5日、初めての台湾旅行を負え、日本に帰るために、桃園駅前のバス停で中正国際空港行きのバスを待っている間、あるおじいさんと立ち話をした。おじいさんは手紙を送るから住所を教えて欲しいといった。私は見ず知らずの人に住所を教えるつもりは無かったが、この人なら信頼しても言いかなと思い住所を教えた。日本に戻って数日も絶たないうちに黄色い封筒で手紙が来た。それ以来手紙のやり取りが続き、2006年12月に台湾を再び旅行したときにはこのおじいさんと台北で再会した。その後も手紙のやり取りが続いていたが、今年の2月くらいから旧に手紙が来なくなった。90歳近い高齢の方だから、健康の問題でも起こったのかと思っていた。ところが、今日手紙が来て、お元気そうなのでほっとしました。はるか北の国からご健康をお祈りしています。それにしても嬉しいことは突然やってくるものである。

懐かしい、懐かしすぎる

 まずはこの動画をご覧ください。

 http://jp.youtube.com/watch?v=JMtPy5lz258

 このアニメーションは千葉あきお作の漫画で、「月間少年ジャンプ」に1972年から79年まで連載され、1983年にアニメ化された「キャプテン」という作品です。この時代のスポーツを車台とした作品には、長期間の連載のうちに、敵が徐々に強くなり、それに対抗するため主人公やその仲間たちが人間離れした能力を身に付けていき、ひねくれものの私は「なんだかな~」と思いましたが、この作品は特別な素質も持っていない、等身大の存在として感情移入できる作品でした。

たまげました

 夕食を食べて、ソファーに横になってうたた寝、気持ちいいんですこれが。ところが目が覚めたとたん心臓が飛び出すくらいたまげました。「福田総理辞任表明」。は、なんだ・・・。理解するまでしばらくかかりました。安倍さんのときは日に日に顔色が悪くなったので健康問題での退陣をなんとなく予想していましたが、福田さんの場合はこの状態のままもうしばらく続けるのかなと思っていましたが。
 【註 たまげる=驚くの福島弁】

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