2021年5月
            1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31          

« みちのおくへ~下北・津軽紀行 ⑤ | トップページ | みちのおくへ~下北・津軽紀行 ⑥(BlogPet) »

みちのおくへ~下北・津軽紀行 ⑥

【6 歩く博物館弘前と花輪線 8月10日】

 今日は慌しい。11時過ぎの列車で帰途につくが、その前に弘前の町を一回りする予定である。まずは旧東奥義塾外人教師館を見る。ベージュとグリーンの外壁がある洋館で、なかなかおしゃれな建物である。この一角には、10分の1の大きさで再現された弘前市内の建築物のミニチュアがあり、ガリバーになった気分で見て回れる。
 続いては弘前城を見る。この城は桜が有名だが、緑濃い季節の城もなかなか良い。まだ9時を少し過ぎたばかりだが既に暑く、顔から首筋まで汗まみれだが。弘前城は津軽為信によって築かれた城で、4万7千石の大名の城としてはかなり大きな城である。3層のやや小ぶりな天守閣は江戸時代当時のものである。9時になったので、城内のお店が開き始めたが、私は先を急ぐ。城の東側にはカトリック弘前教会があり、見事な尖塔がある教会建築である。ちょうどミサでもあるのか、近所の人が何人か教会の中に入っていった。私も近所の人にまぎれて入ってみようかとも思ったが、地元の人の信仰の場に土足で踏み込むのはやめておくことにする。
 ホテルに戻りエアコンを思いっきり効かせて身体を冷やす。弘前駅に向かい、列車の時間まで駅ビルで時間を潰す。大館行き普通列車は駅ごとに乗客を減らし、青森と秋田の県境にある矢立峠を越える。電車は東京と同じようなステンレス車体、ベンチシートだが、車窓は深い山の中、不思議な感じがする。終点の大館で電車を降りると、花輪線の列車の発車までは2時間あるので、駅から町の中心部に向かう。草むした廃線後の踏切を渡る。かつて小坂まで通じていた小坂鉄道の跡である。カメラを廃線跡に向けていたら、通りかかったおじいさんに写真を職業にしているのかと聞かれた。たしかに普通なら写真に撮らないものだろう。
 町の中心部のショッピングセンターで時間を潰し、この駅の名物である鶏飯を買って花輪線のディゼルカーに乗り込む。比内鶏のスープで炊いたご飯に、煮付けた鶏肉が入っていてなかなかうまい。いつのまにかディゼルカーは大館駅を発車していた。十和田南駅で進行方向が変わり、陸中花輪を発車したあたりで記憶が無くなり、荒屋新町駅に停車したときに一瞬目が覚めたが、安比高原も松尾八幡平も夢の中だった。目が覚めたのは好摩駅に停車する直前で、初めて乗る花輪線であったが、そのほとんどを居眠りしてすごしたことになる。もったいないことをしたものだ。
 東北新幹線に乗り換え、くりこま高原を過ぎた頃あたりは真っ暗になった。みちのおくへの旅もそろそろ終わる。(終)

« みちのおくへ~下北・津軽紀行 ⑤ | トップページ | みちのおくへ~下北・津軽紀行 ⑥(BlogPet) »

旅行・地域」カテゴリの記事

鉄道」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: みちのおくへ~下北・津軽紀行 ⑥:

« みちのおくへ~下北・津軽紀行 ⑤ | トップページ | みちのおくへ~下北・津軽紀行 ⑥(BlogPet) »

フォト
無料ブログはココログ

ウェブページ