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会津・多摩・江戸~新選組の足跡をたどる ②

【11月3日 調布】

 午前5時前の中央線電車は、眠そうな乗客がぱらぱらとまばらに座っている。私は福島から夜行バスで来たので、寝不足である。電車が新宿に着くとあっという間に席が埋まり、つり革につかまる乗客も増えた、そして車内がたちまちアルコールの匂いで充満した。
 午前6時前の三鷹駅、朝のさわやかな空気に包まれた。車返団地行きの始発バスまではまだ1時間近くある
そのうち30分を朝食時間、のこりを駅前をぶらぶら歩く時間にあてた。
 6時30分を過ぎるとバスの発着が増える。路線バスはどこに行っても同じように思えるけれど、以外と地域差がある。私が気づいたのは、来るバスがすべてノンステップバスであることであった。私が住む福島ではまだまだ高い2段のステップ付きのバスが多い。

 車返団地行きの始発バスは三鷹市南部の住宅地を走る。このバスの沿線は面白いものが多い、ひとつは富士重工の東京事業所、それから、国際基督教大学、ルーテル学院大学、東京神学大学とキリスト教関係の大学が並んで立地している。そのほかにも、野川公園と調布飛行場がある。
 住宅の密度がだんだん低くなった。東京のごく近郊の住宅地とは思えない。地図を見るとわかるが、ここはJR中央線と京王電鉄京王線との間が最も離れた地域で、東京近郊の割には交通の便に恵まれない地域である。そのため乱開発を免れたのではないかと思う。
 竜源寺前でバスを降りる。そのままバスの進行方向に少し歩くと近藤勇の生家跡がある。建物は戦時中に調布飛行場の工事のために壊されてしまい、わずかに井戸だけが残る。周囲には緑が多い。かつて多摩は武蔵野の森が広がっていたが、そのなごりをとどめることころはそんなに多くないだろう。近藤勇が葬られた竜源寺に行ってみる。山門前の大きなイチョウの木が少しだけ黄色くなりかけていた。近藤の墓の前で手を合わせる。会津の武士もそうだが、主への忠誠心と武士への誇りをかけて戦ったその姿は、現在の私たちにとってあまりにも鮮烈な印象を与える。とくに新選組隊士は、生まれつきの武士以上に武士らしくありたいと言う思いが強かったのだろう。だから今でも多くの人をひきつけるのであろう。

 まだ8時前で時間がある。調布飛行場まで歩いていって、伊豆諸島行きのドルニエ228という19人乗りのかわいらしい飛行機を見た。かつては陸軍の航空基地であり、近くに富士重工の工場があるのは、富士重工が元々は中島飛行機といい、戦闘機などを製造するメーカーであったなごりである。近くの公園には戦闘機などを格納したコンクリートのドーム状の建物も残っていた。再びバスに乗り、三鷹駅に戻った。三鷹駅から日野駅まで中央線の電車に乗った。立川を過ぎ、多摩川を渡ると景色が広々として気持ちが良かった。

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