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電車・バスで行く 福島やたら小さい旅 会津鉄道

 会津鉄道は福島県の会津地方を南北に縦断する鉄道です。会津若松市街地が近い西若松駅から、南会津の中心部の会津田島をとおり、栃木県境が近い会津高原尾瀬口までの57.4km.を結んでいます。地域の生活路線だけでなく、途中の会津田島で乗換えが発生しますが、浅草~東武鉄道~新藤原~野岩鉄道~会津高原尾瀬口~会津鉄道~西若松~JR~会津若松の広域輸送も担っています。
 今回は会津若松から乗ってみます。会津若松駅の最も端の5番ホームから会津鉄道の列車が発車します。西若松まではJR只見線の線路の上を走ります。2両編成のディーゼルカーはまだ新しく、車内も清潔で加速も軽やか、同じ線路を走るJR只見線よりも格上に見えます。西若松を過ぎると会津若松の市街地を出て、部活帰りの高校生やお年寄りが駅ごとに降りていきます。芦ノ牧温泉駅を過ぎると、会津盆地が終わり、大川(阿賀野川が只見川や日橋川と合流する前はこう呼ばれます)に沿って走ります。トンネルの合間から時折深い渓谷も見えます。会津田島は小さな盆地にある町で、西若松以来初めての本格的な市街地です。この駅には車両基地もあり、色とりどりの車両が休んでいます。

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 会津田島からは、東武鉄道を経て東京の浅草まで直通する電車に乗り換える。ディーゼルカーの走りは軽快だったが、電車はそれ以上にパワーがある。名残おしいが、会社の境界である会津高原尾瀬口で降りる。駅舎は昔ながらの古びたものであったが、渡り廊下つづきで立派な観光物産館ができており、お土産の購入や食事にも困らない。この観光物産館前から、尾瀬の福島県側の入り口である沼山峠行きのバスに乗り換えることができる。電車で会津田島まで戻る。乗り換えに30分ほど時間があるので駅前を散策する。小さな町だが、7月の祇園祭の時には大変な賑わいとなる。
 会津田島からディーゼルカーに乗り、塔のへつりで下車する。塔のへつりとは、大川の流れが崖を侵食してできた断崖で、まるで塔が並んでいるように見える奇観である。広い駐車場があり、クルマや観光バスで来た人も多いが、駅を利用する人も少なくない。揺れるつり橋を渡り、断崖の方に渡る。足場は悪いから気をつけなければならないが、洞窟の中にある祠にお参りする。
 
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 塔のへつり駅から一駅乗り、湯野上温泉駅で降りる。茅葺きの趣のある駅舎である。駅近くの旅館に入り、大川を見下ろす露天風呂に入る。しかも私ひとりで独占である。大川の向こうの崖には藤の花が咲いていた。温泉を堪能して、会津若松行きの列車に乗る。今度の列車は、かつて名古屋と高山を結ぶ特急列車に使われていた車両である。少し古びているが、リクライニングシートを倒すと、あっという間に眠ってしまった。目が覚めるともうすぐ会津若松駅であった。

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コメント

あれー!?
写真の入り方が変わったような。

それはさておき、楽しいたびですね。
その旅上手にはほんと感心です。
もしよかったらいつか連れて行ってくれませんか?
なんか人生が今より充実しそう…!

 旅は本当にいいですよ。こちらはいつでも大歓迎です。遠くではなくてもいいところはたくさんあります。まっきーの身近なところだと、夕暮れの鳥の海などなかなかいいです。

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