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岬めぐりの銚子電鉄 1

 千葉県の北東部、茨城県との境に銚子という町がある。古くは利根川の水運で栄え、しょう油の醸造業が発展した。最近ではいわしなどの漁業の町として知られている。そんな銚子を走る小さな鉄道がある。JR銚子駅から、飯沼観音や銚子漁港が近い観音駅、関東で最も早く日が昇る犬吠埼最寄の犬吠駅、坂の多い漁業の町の外川駅の6.4km.を結ぶ鉄道である。
 距離が短いことと、人口が密集している観音駅(銚子駅より1.1km.)あたりまでは、銚子駅まで徒歩圏内であることに加え、徒歩県外の笠上黒生駅以遠は人口が少ない。犬吠埼への観光客も銚子電鉄を利用する方が多いが、観光客は春から秋の休日に集中する。そのため経営は苦しかった。1913年(大正2年)に前身の銚子遊覧鉄道が開業したが、経営難のためにいったん廃業している。その後、1922年(大正11年)に銚子鉄道として復活し、後に銚子電気鉄道と開業したが、一貫して経営は苦しかった。しかし、この会社は底知れぬバイタリティというかしたたかさがあり、おもいつくかぎり様々な関連事業を行った。「泳げたいやきくん」が流行ったときには観音駅に鯛焼き店を作り、その後も濡れ煎餅を発売した。
 しかし、前社長の横領などもあり、2006年秋には、車両の法定点検費用も捻出できない状態に陥ってしまう。法定点検ができなければ、車検を受けないクルマが公道を走れないのと同じように、鉄道としてお客を乗せることができなくなる。まさに、絶体絶命のピンチである。しかし、銚子電鉄は会社のホームページで会社の危機を訴え、ネットショッピングで濡れ煎餅の購入を呼びかけた。これを受けて、多くの注文が集まり、銚子電鉄に乗りに行く人も増えた。ネットを通じた支援の我が広がり、テレビでも取り上げられるようになった。このことで、銚子電鉄は車両の法廷点検を済ますことができるようになっただけではなく、設備の改善にも着手することもできた。

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