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岬めぐりの銚子電鉄 6

後日談~銚子電鉄は走り続けるか?

 私が銚子を旅したゴールデンウイークごろから、銚子電鉄について、あまりよくない噂が流れていた。それは近々銚子電鉄が運行を停止するだろうと言うものであった。銚子電鉄は以前にも軌道や踏切の整備を国土交通省から勧告されていた。そちらのほうは徐々に手を入れているが、今度は車両のブレーキシステムが現在の基準に合っていないことなどを理由に車両の置き換えを勧告されたというものである。現在銚子電鉄で使用されている車両は、デハ701、702(1942年製、近江鉄道→銚子電鉄)、デハ801(1050年製、伊予鉄道→銚子電鉄)、デハ1001、1002(1960・1961年製 営団地下鉄→銚子電鉄)の5両であるが、このうち701、702、801が置き換えなければならない車両である。仮に韓国がなかったとしても、67年~48年という歳月を経た車両であるから、遠からず置き換えが必要になることは避けられない。しかし銚子電鉄の体力では新車の導入は絶望的である。それなら中古車はどうか、それも難しい。銚子電鉄の規格が低すぎて、例えばJRの車両を入れようと思ったら、車両の裾ががプラットホームに激突してしまう。もっと小型の車両でなければならないが、現在ではそんな車両を使っている会社はあまりない。車両がなければ営業ができなくなってしまう。これはいよいよ危ないかと思われた。
 ところが、最近願ってもない話が舞い込んできた。四国の伊予鉄道が、京王電鉄から中古車を購入するので、それで余剰になる電車のうち4両を銚子電鉄に譲渡するというのである。この電車は1959年~62年に製造された京王2010系電車で、やはり50~47年物の老朽車両には変わらないが、ブレーキシステムなど、際軽減の基準は満たす車両である。引退予定の3両は非常に味のある電車で、惜しいが、これにより安全性が向上し、銚子電鉄がこれから先も走り続けるのなら、それもいいかと思う。岬めぐりの小さな鉄道が、これからも多くの人に親しまれ、安全運行を続けることを願ってやまない。

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