2021年7月
        1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 31

« こんどは | トップページ | 台湾紀行~東部編 2 »

台湾紀行~東部編 1

【12月26日 台北まで】

 12月26日15時、成田空港。年末年始の旅行シーズンに入ったはずなのだが閑散としていた。秋からのアメリカからおこった不況の影響だろうか。それでも、空港の建物に入るとこれから海外に向けて出発するのだという気持ちが高まってくる。屋上の展望デッキに上がると、いろんな国の飛行機が離発着している。中国国際航空、イラン航空、ユナイテッド航空(アメリカ)、その他たくさんの国の航空機が終結しているところを見るのは楽しい。私が乗るのは18時20分の台湾・台北行きANA1083便だからまだまだ時間はある。さすがに成田の師走の風は冷たく、長くは外にはいられなかった。
 空港ターミナルビルのレストランでコーヒーを飲み、それでも時間があったので友人にメールを出す。17時少し前に出国手続きに行く。出国手続きを済ませ、搭乗口の南ウイングの一番奥のサテライトに向かう。普段なら、南ウイングにもかかわらず中森明菜の「北ウイング」でも歌いながらうきうきと向かうところだが、今回は少々気が重い。1月ほど前から右足がアキレス腱付着部炎にかかっていて、長く歩くのがきつい。幸い今日はすこぶる調子がいいが、旅行になると普段より多く歩くことになるから心配である。
 サテライトのベンチに座って待っているうちに友人からメールが返ってきた。なんと赤ちゃんの写真が添付されてある。つい数日前に生まれたそうだ。もちろん祝福のメールを送っておく。

 ANA1083便は定刻18時20分から少し送れて成田空港のスポットを離れた。そこから延々と空港を走った。成田は大きな空港だし、相当混雑している空港だということはしっているが、まだるっこしい。ようやく19時ごろ離陸した。離陸すると西に向きを変える。房総半島から三浦半島の上空を飛ぶ。眼下にはキラキラと町明かりが輝いている。やっぱり夜間飛行はいい。しばらく空からの夜景見物を愉しんでいたが、静岡市上空を過ぎると雲がかかってしまった。そのうちに機内食が配られた。サフランライスとシチューの機内食を食べると手持ち無沙汰になる。今日は偏西風が強く、座席のモニターに表示される速度は500km/h台。ジェット機とは思えない鈍足である。幸い映画のメニューに「鉄道員」があったので、それを見ることにする。暖かい国に行くのに、北国が舞台の映画を見るのも変な話だが。それでもやっぱり健さんはいい、男の中の男だ、渋すぎるぜ健さん。大竹しのぶもいい。見ているうちに涙が出てきた。飛行機の中だぞ、隣に人が座っているんだぞ、自分にそう言い聞かせても涙腺は言うことを聞いてくれない。

 鹿児島の町明かりが見え、飛行機は南向きに進路を変える。偏西風の影響が少なくなったのかようやくジェット機らしい速度になった。やがてぽつりぽつりと町明かりが見えてきた。台湾北部の福隆あたりだろうか。やがて飛行機は光の海の上を飛ぶ。人口270万人(大阪市とほぼ同じ)の台北市と、都市圏人口650万人(名古屋都市圏よりやや少ない)の台北都市圏の町明かりである。きれいだなとしばらく見とれていた。これを見るために進行方向左側の窓際の座席をリクエストしたのだ。

 22時(日本時間23時)近く、飛行機は桃園国際空港に着陸した。肌寒かった成田と違って暖かい。空気がかすかに八角(スターーアニス)の香りがする。「あ、また台湾に来たな」と実感する。しかし喜んでばかりはいられない。私が泊まるホテルの最寄のバス停を通るバスは22時30分が最終である。できればこれに乗りたい。しかし、他の到着便が重なっているのか、入国審査には長い行列ができていた。結局入国審査を通ったのは22時30分過ぎ、最終バスは既に出ていた。台北行きのバスは他にもあるが、私の泊まるホテルからは少々遠いところを通る。やむをえず、タクシーを拾い高鉄(新幹線)桃園駅に向かう。タクシーは10分ほどで駅に着き、23時5分の最終の高鉄に間に合った。東海道新幹線700系そっくりの車両に乗り込む。この高鉄に乗ることもこの旅の目的だったが、できれば昼間に台北から乗りたかった。
 23時25分台北着。捷運(地下鉄)に乗り換え、ホテルの部屋に収まったのは0時を回っていた。日本時間で言えば1時を回っていた。着替えを済ませ、缶ビールを飲むとたちまち疲れと眠気が襲ってきた。

« こんどは | トップページ | 台湾紀行~東部編 2 »

旅行・地域」カテゴリの記事

鉄道」カテゴリの記事

コメント

やえもんが旅行したの?

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

« こんどは | トップページ | 台湾紀行~東部編 2 »

フォト
無料ブログはココログ

ウェブページ