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台湾紀行~東部編 8

【12月31日 台北の1日】

 今日は午前中故宮博物院を見て、午後は台北周辺を回ろうと思っている。
 ホテル近くの駅から捷運に乗り、士林駅で降りる。士林駅からバスに乗り換えると10分ほどで故宮博物院に着く。周辺は高級住宅地で、ゆったりとして敷地の家ときれいなマンションが並んでいる。開館直後なので、まだすいている時間なので、ゆっくり見て回ることができる。私はとくに陶磁器が好きで、その中でもとりわけ宋(960~1279)の時代の磁器が好きである。とくに汝窯の青磁の青は、単なる青ではない、なんとも不思議で奥深く、いつまでも眺めていても飽きない、文字通りの逸品だと思う。汝窯は、河南省にあった工房で、ここで磁器が制作された期間が短く、現在残っている作品は70点ほど、そのうち台北の故宮博物院は21点を保有している。歴代の皇帝に愛され、長く北京の紫禁城に眠っていた文化財が、清代末の混乱期から辛亥革命、日中戦争、国共内戦を乗り越え、今は台北で故宮博物院に納められている。数奇な運命を乗り越えた運のよい文化財たちである。今目の前にある水仙盆はその貴重な周囲のお客には迷惑だが、そこにとどまってしばらく眺め続けた。
 午前中いっぱい博物院にいた。その後、隣接する至善園という中華庭園がある。そこをしばらく散歩する。故宮博物院は人が多かったが、こちらは人がほとんどいなかった。水をたたえた池に中国風のあずまや、そんなところを歩いているうちに「蘇州夜曲」を口ずさんでいた。ただしこの歌は、台湾はともかく、大陸(中国)では歌わない方が良い。元をたどればこの曲は日中戦争の時の国策映画の中で歌われた歌だから中国の人の中には良く思わない人もいるだろう。

 その後地下鉄に乗り、南の終点の新店に行く。ここは新店渓という川が渓谷を作っている。それを眺めたが、ますます足の具合が悪く、早々とホテルに戻って休むことにする。ベットに横になりテレビをつけると、「いきなり黄金伝説」をやっていた。普段はテレビをあまり見ない私だが、今はそれ以外にすることがない。ため息をしながらテレビを見る。旅に出てこのようなことになるのは面白いことではないが、今はどうしようもない。
 夕食はホテルのそばの吉野家で牛丼を食べる。本当は台湾らしいものを食べたかったが、長い距離を歩く気にはなれなかった。紅白歌合戦を見ているうちに時間はどんどん進み、日本から1時間送れて年が改まり2009年になった。

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