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熊野・南紀~神々の棲む森、神々の棲む海 2

【12月27日 特急「南紀」の旅路】

 名古屋から和歌山県の新宮までは特急「南紀5号」で行く。発車まではあと1時間半近くあるので、地下街に行き昼食をとる。いろいろな店を見て回って、結局味噌煮込みうどんを食べることにした。土鍋の蓋を開けると、カレーうどんのような濃厚な色のスープが見えた。味噌でこんなに濃い色だったらしょっぱくてとてもじゃないが食べられないのではないかと思うが、そうではない。たしかに濃厚でコクがあるが、しょっぱすぎることはない。
 味噌煮込みうどんを食べてもさらに時間が余ったので、名古屋駅のプラットフォームに立って、行きかう列車を見ていた。既に年末の混雑期に入っているので、どの列車も混雑している。JR東海の普通列車はステンレスのシルバーのボディにオレンジ色の帯を巻いた車両ばかりでやや単調だが、中津川や豊橋、大垣などなじみのない地名を掲げた列車が発車していくのを見るのはやはり楽しい。

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 特急「南紀5号」が名古屋駅に入ったのは発車の5分ほど前であった。列車に乗り込んで席に落ち着くと間もなく発車となる。ディーゼルエンジンが軽くうなりをあげると徐々に速度が乗ってくる。電車とは違うディーゼルカーの味わいである。この日の名古屋駅を発車する列車のほとんどが混んでいたが、この列車は空いている。私の乗った最後尾の車両は7割くらいの座席が空いたままである。
 特急は速度を上げ濃尾平野を疾走する。弥富駅を通過するときに、右側に赤い名鉄の電車が一瞬だけ見えた。木曽川、揖斐川、長良川の鉄橋を次々と渡る。三重県に入るとすぐに四日市につく。大きな町である。かつて四日市ぜんそくという公害病が発生した町であるが、今は澄んだきれいな青空ががある。四日市を発車し、2駅ほど過ぎると、JR関西本線から伊勢鉄道線に入る。鈴鹿サーキット稲生駅を通過するとき、右側の遠くに鈴鹿サーキットのスタンドと観覧車が見えた。レースがあるときにはこの駅もにぎわうのだろうが、今日は人影も見えなかった。
 やがて津につく。ひらがなで1文字の駅は日本中探してもほかにないだろう。駅名の看板に書かれている「つ」という文字がウナギのように見える。三重県の県庁所在地だし、ここで大勢の客が降りるのかと思ったら、そうではない。後で理由を考えてみたら、名古屋から津まで行くお客は近鉄を利用するのだろうと思う。スピードこそJRと近鉄は互角だが、列車本数で圧倒的に近鉄は有利だ。
 津を発車すると次は松坂になる。職場の同僚とよく似た車掌は、車内改札、乗客の案内と大活躍である。私は最後部の車両のほぼ最後部の座席に座っているから、車掌と顔を合わせる機会が多い。何だかこの車掌に妙に親近感を持ってしまう。

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