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本当の野蛮人とは

 皆様、毎度「やえもんのひだまりカフェ」においでいただきありがとうございます。このブログを読んで、少しだけ笑ったり、気持ちが軽くなったり、旅に行きたくなったり、旅に行った気分になったりしたら、私はとても嬉しいです。だから、このブログでは、小難しいことや気分が暗くなるような話題はできるだけ扱わないようにしています。しかし、熊野・南紀の旅行記を書くにあたって、これだけは避けて通れない問題があるので、ぜひ皆様もよろしければしばしお付き合いいただければ幸いです。

 さて、人間にとって文化とは何でしょうか。音楽、美術、文学、工芸、そのほかいろいろありますね。その中で、食文化も文化の大事な一部だと思う。地球上には様々な食文化の姿があります。お米をたくさん食べる人々、小麦をパンにして食べる人々、芋をたくさん食べる人々、トウモロコシをたくさん食べる人々、乳製品をたくさん食べる人々、そのほか、もっとたくさんあると思います。どんな食文化も共通しているのは、それぞれの民族の歴史、住んでいる地域の自然環境、宗教などの条件によって作られたものであること。そして、食文化の違いがあれども、人は動物や植物の命を奪いながら生きているということである。
 地球上には本当に多様な食文化があります。お隣の韓国の人々には犬を食べる習慣があります。北極に住むイヌイット(エスキモー)の人々はアザラシなどの肉を生食している。そういうわれわれ日本人だってタコを食べるが、これは世界的にみれば珍しいことで、日本の他では韓国やギリシャ、イタリアスペインくらいのもので、タコは悪魔の魚と忌み嫌われえる地域のほうがはるかに多い。
 ところが、自分たち以外の食文化を認めようとしない人々がいる。海に囲まれた島国育ちの日本人にとって、海から食料を得ようとするのはきわめて当然で合理的な発想である。その中にクジラが含まれたとしても、全く不思議ではない。日本は国際捕鯨委員会(IWC)で認められたミンククジラなどの調査捕鯨のほか、沿岸での小型のクジラ類の捕鯨をおこなっている。これに対し、一部の過激な環境保護団体を自称する者が暴力的な方法で妨害しようとしている。この根底にあるのが、自分たち以外の食文化を認めない偏狭な考え方にあるのであれば非常に残念なことである。

 また、捕鯨に反対する理由として、「クジラはかわいいから」とか「クジラは知能の高い動物だから」という理由を挙げる人がいるが、あまりに幼稚な考えだと思う。私に言わせれば、牛や羊や豚だって十分知能は高いし、特に子豚は本当にかわいいものである。しかし、命あるものから命を奪うということは、動物であれ、植物であれ、知能が高くても、そうじゃなくても、かわいくてもグロテスクでも残酷なことであることには違いない。クジラを食べることも、マグロを食べることも、キャベツを食べることも、きゅうりを食べることも、全て他者の命を奪い自分の命を明日へとつないでいることに変わりないのだ。残酷だけども、そうしなければ人間は生きていけない。
 本当の野蛮人とは、タコを食べる人でもなく、犬を食べる人でもなく、生肉を食べる人でもない。自分以外の文化を理解しようとせず、暴力をもって妨害する人のことだと思う。

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コメント

やえもんさん、こんにちは★
おっしゃっている内容、本当にその通りだと
思います。
私もそういうところがあると思うのですが、
自分の考えと違う考えをどうしても否定しがちですよね、
人間って・・・
いろんな考えや食文化があって当然で、それをお互いに
認め合わないといけない。
けど実際にはお互いに足の引っ張り合いばかり
している・・・
金子みすずさんの詩
「私と小鳥と鈴と」
を思い出しました。

「みんなちがってみんないい」

もしも、相手のことが理解できないのなら、「好意の無関心」をすればいい、そう思っています。実はこれは、国と国、民族と民族の関係から、一人ひとりの人と人の関係にまで言えることだと思います。

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