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熊野・南紀~神々の棲む森、神々の棲む海 8

【12月29日 熊野古道~中辺路】

 新宮市街を抜け、私が運転するレンタカーは国道168号線を北に向かう。右側にはずっと熊野川。このあたりの熊野川は両岸にほとんど平地を作らない。わずかな平地に小さな集落と農地と道路が肩を寄せ合うように並んでいる。右へ左へと道路は熊野川の蛇行に従って続く。やがて広い川原が現れると間もなく熊野本宮大社である。私は川原の駐車場にレンタカーを止めると、発心門王子行きの路線バスに乗り換えた。路線バスには私の他、大学生と思われるカップル、私より多少年下のお兄さんが乗っている。中年の運転手は終点の発心門王子に着くときに、熊野古道歩きの簡単な注意点を話してからバスを止めた。ここ3日の旅で、このあたりの人は親切で話し好きな人が多いことにつくづく感心した。

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 発心門王子は熊野参拝の主要なルートである中辺路のなかでも大切なポイントで、ここからが熊野本宮の聖域とされる。ここから熊野本宮大社までのおよそ7㎞を歩いてみようと思う。
 まずは、発心門王子を出発してすぐのあずまやで、ここ周辺の名物であるめはり寿司とさんま寿司、それから昨日紀伊大島で買ったみかんで昼食とする。めはり寿司は酢飯を高菜の葉で巻いた寿司で、香り高い高菜が酢飯をより一層おいしくする。さんま寿司は、脂の少ないあっさりとしたさんまがうまかった。その間にカップルとお兄さんが先行している。まだ12時にもなっていない。私はたっぷり休憩をとってから歩き始めた。
 発心門王子を過ぎてしばらく歩くと舗装された道になった。周囲に人家があり野菜畑や茶畑が広がっている。私は意外な気がしたが、考えてみればこの道は登山道ではなくて参詣道、むやみに高いところに登る必要はないのだろう。そんなのどかな道を歩くのは楽しい。

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 やがて杉林の中に分け入ると水呑王子、ここの湧水でのどを潤す。少し冷たくて気持ちがいい。ああ、水の味ってこういうものなのだなと実感する。普段カルキの入った水道水を飲んでいるから、なおさらそう思う。ここで、大きなバックパックを背負った人が休憩していた。私のデイパックにはお茶の入ったペットボトルと地図とさっきの昼食のゴミくらいしか入っていない軽装である。どこまで逃げきれるか試してみたが、10分も歩かないうちに追い抜かれてしまった。基本的な歩行速度があまりにも違うのだ。杉林を抜けると再び舗装道路になり、伏拝王子に着く。ここにも東屋やトイレが整備されている、農作業の合間なのか地元のおじさんがバスで一緒だったカップルと話していた。私もその話に加わりながら小休止をする。このおじさんの話が案外面白く、結局30分以上も長居をしてしまった。

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