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あまりにも悩ましい問題

 中国漁船による尖閣諸島の領海侵犯と、海上保安庁の巡視船の活動への公務執行妨害事件は、昨日の中国人船長の釈放で、一応の区切りを迎えると思いきや、どうもそうはいかないもようである。

 そういう私自身、このニュースを聞いたときに、「そんなバカな」とつぶやいてしまった。日本は、尖閣諸島の領有権を放棄するだけでなく、主権を自ら放棄するようなことをしてしまうのかと驚きあきれた。高等学校の政治経済や地理で「国家の三要素」を学習された方はご存知かと思いますは、独立国であるためには、①国民を有すること、②領域(領土、領海、領空)を有すること、③主権を有することの3つの要素が必要である。このうち、主権とは何かといいますと、他国の意思に左右されず、自らの意思で国民や領土を統治する権利です。そのため、日本の領域で犯罪行為があった場合、被疑者を逮捕し、刑事裁判を行う権利は当然日本にあります。今回の事件も、日本の領域である尖閣諸島近海で起こったので、当然日本に裁判権がありますが、それをうやむやにしたまま被疑者を帰国させてしまったことは、これから先、外国人が日本国内でやりたい放題になることを認めるばかりでなく、日本の独立を危うくする行為に他ならないものだと思う。

 ただ、悩ましいとは、日本と中国の刑事関係の深さ、現在中国に滞在する日本人はどれくらいいるのでしょうか。陣形意識の薄い中国政府は、いざとなったら彼らの命を盾に無理難題を押し付けてこないとも限らないし、中国との取引や、中国人観光客の存在なしには経営が厳しい企業が多いのも事実です。それにしても、今回の決定、あまりにも残念である。

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