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東海道2010 その10

【8月13日 静岡県湖西市~静岡県浜松市】

 東海道53次の31番目の宿場である新居宿は、箱根と同じように関所が設置されていた。主要な街道の関所の中では、唯一当時の建物が残っている関所である。

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 関所の駐車場にクルマを止める。関所の建物はさすがにものものしい。とはいえ、正当な通行手形を手に入れれば、庶民でもお伊勢参りなどの旅ができたのだから、江戸時代の日本の交通制度は思いの外進んでいたと評価していいのかもしれない。面白いことに、男性と女性の身分改めは別々の場所で行われた。男性は表のお白州で通行手形と人相を調べられたが、女性は関所の建物の裏側で女性(関所の役人の妻など)によって改めが行われた。「入り鉄砲に出女」という言葉があるが、江戸にいる諸大名の妻などが許可なく国元に帰ることには幕府はずいぶん神経をとがらせていたのだろう。
 関所から宿場はすぐである。ここにも当時の旅篭が残っていた。当時のメニューとして、大きなウナギのかば焼きが皿の上に乗っている。正真正銘静岡産天然ウナギである。相手はろう製のイミテーションなのだが、ごくりとつばを呑む。今晩はウナギを食べようと思った。

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 江戸時代は新居宿から次の舞阪宿までは浜名湖を船で渡ったが、現代は国道1号線、東海道本線、東海道新幹線の橋が並んでかかっている。前が詰まって、のろのろと進む私のクルマを東京方面に向かう新幹線が猛スピードで追い抜いていった。リゾートマンションが立ち並ぶ弁天島のコンビニで小休止して、舞阪に向かう。ここから国道を離れ旧道に入る。道の両脇には松並木がある。こちらの松並木はやさしげで女性的なたたずまいである。しばらく走ると国道1号線に合流する。前にスズキ・ワゴンR、後ろにスズキ・ジムニー、隣の車線にはスズキ・スイフト、少し離れた所にもスズキ車が見える。スズキ車のオン・パレードである。それもそのはずで、ここ浜松市はスズキ自動車のお膝元である。東海道本線の線路の向こうには、本社と工場が見える。やがて、東海道新幹線の線路が見えてくる。道路が渋滞しているから、線路の様子がよく見える。現在、東京と京都、大阪を結ぶもっとも主要な交通機関といったら東海道新幹線だろう。16両編成、定員1323人の列車が最短3分間隔で走っている様子をみると、あらためて東海道ベルト地帯の圧倒的な人口と産業の集積を実感する。

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 ホテルには4時前についた。ゆっくり風呂に入って、洗濯をして、7時過ぎまでホテルでのんびりした。駅前に出て、しらす干しとうざく(うなぎときゅうりの酢の物)でビールを飲んだ。ウナギは酢と合わせることでさっぱりとしてビールによく合った。

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コメント

相変わらずいい旅をしてますね。
料理に目がいってしまう私。
シラスとうざくはその土地の名物なのですか?お酒を飲まない私も食べたくなりました。


しらすのおもな産地は、仙台湾以南の太平洋沿岸です。ただし、関西以西ではちりめんじゃことして食べることが多いので、釜上げしらすとしては、静岡県は代表的な産地と言っていいと思います。うざくはもしかしたら元々は他の地域の料理かもしれません。

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