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東海道2010 その9

【8月13日 愛知県岡崎市~静岡県湖西市】

 岡崎は徳川家康が生まれ育った町であり、岡崎藩(本多氏→水野氏→松平氏→本多氏)の城下町である。また、東海道53次の38番目の祝までもある。味噌煮込みうどんや味噌カツに欠かせない八丁味噌は岡崎の特産である。岡崎の町を過ぎると、ようやくクルマの流れも良くなる。両側に丘陵が迫ってくると、間もなく藤川であある。国道1号線から外れると、道の両側に松並木がある。東海道の松並木がある。名鉄本線の踏切を渡り、松並木が途切れると37番目の宿場である藤川宿である。

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 地元の人が作ったと思われる、小さな資料館があり、そこのクルマをとめる。資料館を見学した後、宿場町を歩く。かつての脇本陣の跡は、石垣だけが残るが、工業が盛んな三河に、これだけ過去の雰囲気をとどめる宿場町が残っていることに感謝すべきであろう。藤川小学校前の高札場や、松並木まで歩いて往復してきた。松並木の下を歩くと心なしか風がひんやりとするように感じられる。東海道の松並木は、江戸時代の旅人を夏の直射日光から守る大切な役割を果たしたことだろう。

 藤川を出発して国道1号線に戻る。国道1号線は名鉄本線の線路に沿って走る。本宿駅を過ぎてすぐに、愛知県立岡崎養護学校の看板があった。「1リットルの涙」の木藤亜也が通った学校である。もっとも、彼女は昭和時代の人物で東海道とはあまり関係ないが。
 東名高速道路の、音羽蒲郡ICを過ぎてすぐに、国道の南を走る旧道に入る。狭い旧道を走ると、36番目の宿場である赤坂宿、そして有名な御油の松並木、35番目の宿場である御油宿がある。御油の松並木のそばの空き地にクルマを止めて、松並木を見る。ここの松並木は天然記念物に指定されている。

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 それにしても、なんて立派な松並木なのだろう。見ていて惚れ惚れする。男性的で豪快な枝ぶりである。それと素晴らしいのは、この景観を維持するために、あえて車道を狭くしたという地元の人々の英断である。車道を広くしたら確かに通行は便利だろうが、そんなことをしたら、景観は台無しだし、車のタイヤに松の根元を踏みつけられたら、松並木の維持もおぼつかないだろう。もしかしたら、何の得にもならない松並木など伐採して道を広げろなどという暴論が出るかもしれない。歴史遺産を守るためには多少の不便を甘受することはやむを得ない場合がある。松並木を21世紀に残した人々には本当に敬意を表したい。
 豊橋市内に入ると、国道から離れて、旧街道を走る。伊奈駅を過ぎると国道に戻り、JR飯田線を跨ぐと豊橋の市街地に入る。豊橋市役所近くの交差点で、国道1号線は左に曲がる。既に午後1時を過ぎ、空腹だが、なかなかここだという店が現れない。さんざん迷った挙句、次に飲食店が見えたら問答無用で入ろうと決めた。すると、福島県に本部のあるラーメンのチェーン店が見えた。ここまで来てチェーン店に入らなくてもと思うが、自分で決めたルールだから、守ることにする。
 豊橋を過ぎると、二川、JR二川駅の周囲が、33番目の宿場である二川宿である。ここからは、旧東海道から離れるが、新所原~鷲津と、JR東海道本線沿いのルートを行く。新所原駅の手前で、愛知県から静岡県に入った。畑の中に住宅地と工場が点在する丘陵地をしばらく走り、東海道新幹線をくぐると間もなく新居宿である。

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