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特急「スーパーおおぞら」

 昨晩、あわや大惨事になりかねない鉄道事故があった。JR北海道の石勝線で、釧路発札幌行の特急「スーパーおおぞら」14号が、エンジンの動力を車輪に伝えるプロペラシャフトの部品が脱落し脱線、トンネル内に停車し、床下から発火し、6両編成の列車が全焼した。幸い、240名あまりの乗員、乗客に犠牲者はなかったが、トンネル内の車両火災なので、一酸化炭素中毒になった乗客があった。事故現場の直後には長いトンネルがあり、その中央部分で事故が起きたらいったいどうなったことか、私は背筋の凍る思いがした。
 「スーパーおおぞら」は、札幌、南千歳(千歳空港乗り換え駅)と、新夕張、帯広、釧路を結ぶ特急列車でる。ライバルの航空機は空港までの移動時間と輸送力の面で不利に、自動車は定時性と冬季の峠越えに難があり鉄道が優位となっており、JR北海道のドル箱列車となっている。JR北海道は、この特急に、軽量ステンレス車体に高出力のディーゼルエンジン、カーブを高速で走れるように車体を傾斜させる機構を備えた車両を投入した。この車両が今回事故を起こした車両である。製造後10年を超え、長距離の高速運転による疲労が現れる頃なのかもしれない。それを早期に発見するための車両のメンテナンス体制は十分だったのか、十分検討してほしい。
 「スーパーおおぞら」は、南千歳から新得までの無人地帯に近い森林地帯、帯広の先の池田から釧路までの海と湿原が織りなす荒涼とした車窓、間違いなく日本屈指の素晴らしい場所を走る列車である。安全を確保して、たくさんの旅人を楽しませる存在として復活することを心から願う。

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