2021年7月
        1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 31

« 現在の原子力発電所稼働状況 | トップページ | 祈り、そして感謝 »

3.11を前にして

 間もなく3月11日、東日本大震災から1年をむかえることになる。この1年は私の人生にとってかつて経験したことない恐怖と怒り、そして自分の無力さを感じた1年だった。

 3月11日の地震発生、3月14日の福島第一原発の水素爆発までは、これまで経験したことのない恐怖を感じ続けた。揺れが起きた当初、私はこの世の終わりが来たのかと思った。最初の夜は停電して真っ暗な体育館で過ごした。「マグニチュード9.0」「仙台市荒浜で300人の遺体」「南三陸町壊滅」…ラジオから流れてくる情報はあまりにすさまじいものだった。ひっきりなしに続く余震の中、今起きていることが現実のものとは思えなかった。そして、福島第一原子力発電所の異常発生、中学生の時にチェルノブイリ原子力発電所の事故のニュースに接した私は、原子力立地県に生きることに一抹の不安を覚えていた。あの事故の時の日本の電力業界の狂ったような安全性を訴えるアピールを聞いて、逆に原子力発電への不信感が増し、いずれ日本でも同様の事故が起きる予感があった。

 3月14日から夏までは怒り。予想以上に深刻な津波の被害、次々と異常が発生する原子力発電所、一向に先の見えない事故終息。政府や電力会社の対応に憤っていた。
 夏を過ぎると、怒りは無力感に変わっていった。事故の状況がはっきりとし、原発周辺は長期居住が困難なだけでなく、福島の経済や社会全体の先行きに明るい見通しが持てなくなってきた。福島と同じように地震と津波の被害が大きかった宮城や岩手では復興への動きがみられるのに対し、福島では原発事故の収束の見通しすら立たない状況の中で、私は徐々に気力を失いつつあった。晩秋からはしばらくなりを潜めていたうつ病の症状もあらわれていた。最悪の状態の中2012年を迎えた。幸い、年末から通院して服薬をはじめ、うつ病の症状はゆくなってきたが、私はまだ福島の将来について希望を見出すには至っていない。それでも、あと1,2年したら、少しは明るい兆しが見えるようになってほしいと願っている。

« 現在の原子力発電所稼働状況 | トップページ | 祈り、そして感謝 »

日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

コメント

初めまして。福島市在住の40代男性(バツイチ)です。私も一時期、うつ症状がありましたが、何とか仕事にも行っています。明るい兆しが見えてくるまで、お互い頑張りましょうよ。

sonic14さん、はじめまして。コメントありがとうございます。私は福島県の未来を諦めたくはないと思っています。きっと明るい未来はあると思っています。お互い頑張りましょう。

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

« 現在の原子力発電所稼働状況 | トップページ | 祈り、そして感謝 »

フォト
無料ブログはココログ

ウェブページ