オレンジの地球儀
少し前の話だけど、とても懐かしい人に会った。彼女はは高校時代からの友人であり、ライバルであった。ライバルと言っても学業の成績やスポーツではない。第一、学年が違うし、彼女は理系、私は文系、成績を競おうにも接点が無かった。スポーツも男女が同じ土俵で競うのも無理がある。それでは、何を競ったライバルかというと、ダジャレの腕である。高校を卒業後、彼女は故郷に残り、私は故郷を離れたが、それでもずっと良い友人だった。しかし、彼女が結婚し、子どももでき、私も転勤で他の町に移ると、なかなか会う機会はなくなり、ここ10年ほどは会っていなかった。
10年ぶりに会った彼女は、やっぱりあの頃と変わっていなかった。お互いに年齢を重ね、家庭や職場での立場は変わっていても、やっぱり私にはない感性と魅力をもった彼女の根っこの部分は変わっていなかった。そのことがとても嬉しかった。
彼女と出会った高校時代、決していいことばかりではなかったが、瞳を閉じると色々なことが思い出される懐かしい時代、そんな時代を思い出しながらこの歌を聞いてみた。彼女や私と同じ福島県いわき市の出身であるクレヨン社の「オレンジの地球儀」を。
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