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「世情」中島みゆき

 歴史を作ったのは誰?という質問にあなたなら誰と答えますか?歴史の教科書に出てくるような偉人?政治家?ジャーナリスト?宗教家?全部間違いじゃないと思うけれど、つまるところ歴史を作り、時代を動かしているのは、普通の人々、働き、子どもを育て、光のあたることのない平凡な人々なのだと私は思う。たとえば大阪城を作ったのは豊臣秀吉だと歴史の教科書には書いてあるけれど、石を切り出し、石垣を組み、大工仕事をした名も無き人たちがいなければ大阪城は決して完成することはなかった。戦後日本の政治体制の礎を築いたのは吉田茂だという人がいる、しかし焼け野原となった日本で、田畑を耕し、工場で物作りをし、家庭を守った人々がいなければ戦後日本の繁栄はなかった。もちろん、このブログを書いている私も、そしてこれを読んでいる皆様のなかの多くの方々もそんな名もなき人々なのである。

 私が中島みゆきの歌に初めて接したのは高校生の時、彼女の歌声と美しい日本語を使った歌詞に魅了されたのはそれからすぐのことであった。最初に気に入った曲は「時代」それから、「悪女」、「アザミ嬢のララバイ」、「空と君の間に」…最近では華原朋美に提供した「あのさよならにさよならを」(華原朋美が現役のころだから最近でもないか)。中島みゆきは私よりも20歳年上で既に61歳になっているが、私にとっては永遠の姉で、永遠の歌姫である。(私は親しみをこめて「みゆき姉さん」と呼んでいる。

 この歌はこの2年ほどのお気に入りの歌です。しかし、リリースされたのは1978年、みゆき姉さんが26歳の時の曲です。私が思うに、70年安保で学生運動が盛り上がり、やがて敗北した時代に高校生~大学生であったみゆき姉さんが、自分の経験からひとと世の中の関係の関係に気付き作った歌なのではないかと思う。私も。一昨年東京電力福島第一原子力発電所の事故があり、これまでの沈黙を破り、デモに参加してシュプレヒコールをあげたり、反原発の行動に参加するようになって、自分と社会との関係、自分と歴史との関係に改めて気づいてようやくこの歌の持つ意味に気付いた。

 http://www.youtube.com/watch?v=q12S3ggaEIw

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