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いつの頃からか

 子どものころは雪が大好きだった。4歳だったか5歳だったか忘れたが、クリスマスイブに大雪が降って停電したことがあった。その時、雪景色の美しさを初めて知った。迷惑そうな大人たちをよそに私ははしゃぎまわっていた。まだ小さかった弟たちは何のことかわからずきょとんとしていた。私が覚えている最も幼いころの記憶である。そして、私が通った中学校は少し前のブログで触れたとおり、江戸時代の陣屋跡で小高い山の上にあった。雪がたくさん降ると先生のクルマが坂を登れなくなった。そんな時、友達と一緒にクルマを押して坂を上ったことがある。そんなことだって楽しい思い出だ。大学生の時は仙台に住んでいた。故郷のいわきよりも雪が多く、雪景色はきれいだった。クリスマスイブの日、もてない男女が集まってシングルベルの会をやった、お酒と料理を持って雪がやんでつるつるになった坂道を下って友人の家に向かった、足を滑らせて坂道を滑り落ちた。足首を捻挫したけれど、クリスマスイブの空にキラキラ輝く星と、真っ白な町並みはきれいだった。しばらく道路に横たわったまま足の痛みを忘れてみとれていた。

 無条件で雪が好きだった私に変化があったのは、クルマに乗るようになってからだ。当時FF(前輪駆動)のクルマに乗っていたから、そこそこ雪には強かったが、それでも派手にステアリングを切っても曲がらず、思わず急ハンドルを切った結果でスピンをしたことが1度あるし、ブレーキでは相当神経を使った、今のようにABSやLSDが装備されていて当たり前の時代ではなかった。それに、普段では考えられないような渋滞に巻き込まれ閉口したこともたびたびあった。それでも、厄介ではあるものの、やっぱり雪景色は嫌いではなかった。

 今日は朝から雪が降り続いた。もし雪が少なければ水戸方面に行く用事があったが、さすがに高速道路もいつ通行止めになるかわからないし、常磐線も風が強くなるか月が凍り始めるかすれば運休になる恐れがあった。20代の頃なら、「それも経験うちさ」と言って出掛けただろうが、今の私にはそんなバイタリティはない。午前中DVDを借りに行って、あとは家でおとなしく過ごしていた。それでも、ときどき窓から外を眺めてきれいだなと思った。無条件で雪が好きだった若いころに戻りたいような、そうじゃないような、それでも雪は降り続いています。明日は極上の雪景色が楽しめるかもしれません。

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