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42歳のルーキー

 私は福島県いわき市に生まれ、高等学校卒業までその地で過ごした。高等学校卒業後、進学のため仙台に移り、福島県の公立学校に採用されて郡山市の学校に赴任した。その後、一時期いわきに戻ったこともあったが、昨年4月にいわき市にある学校に移るまでの20年強、故郷の地域社会との縁は薄かった。好き好んで縁が薄かったわけではないが、あえてかかわる機会も多いわけではないし、中学校卒業から年月が経つうちに地元の友人よりも大学時代や職場で知り合った遠方の友人のほうに重心が移って行った。去年の4月に故郷にに戻り、さて、これから長くここで生きていくにあたり、なにか根っこと言うか、そんなものを持ちたいと思うようになった。そんな時、自宅周辺を含む地域の鎮守の神社の祭りで猿田彦役をやる話が舞い込んできた。毎年5月に行われているこの神社の祭りは私もよく知っており、祭りの行列の先頭に立つ猿田彦役をやれるというのは身に余る光栄な話であったが、引き受けることにした。

 今朝、鎮守の神社には下湯長谷を含む4つの地域の人たちが集まった。私は正午少し前、前の地域の方から引き継ぎ、猿田彦の衣装に着替えてトラックの荷台に立った。子どものころから通いなれた道をトラックの荷台に上から見るのは不思議な気持ちだった。自宅近くの住宅地、母校である小学校や中学校を回り、35分後公会堂で次の方にバトンを渡した。晴れがましいような誇らしいような不思議な気持ちだった。祭りの後、再び公会堂に集まり、区長をはじめとする地域の人たちをお酒を飲んだ。この地に長く住む人たちとから聞く話は面白かった。私はこれで42歳にして地域のルーキーになったような気がした。

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