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月の表情

 我が国、日本の国旗は太陽を描いた日の丸である。また、神道において最も重要な神は太陽を神格化したといわれる天照大神である。国土の大半が四季がはっきりとした温帯に属する日本にとっては、太陽こそ豊かな恵みを約束する存在だからそうなったのだろう。一方、熱帯に属するインドでは、「良い子は月になりました、悪い子は太陽になりました」という言い伝えがある。国土の大半が熱帯に属するインドでは、太陽輝く季節はあまりにも熱く乾燥した死の世界なのだろう。同じように低緯度にあるイスラム諸国に国旗のデザインに月が取り入れられている国があるのも同じような理由なのだと思う。

 去年の夏、九州旅行の帰り、鹿児島県の志布志から大阪までフェリーに乗った。志布志を17時に出て、大阪に翌朝7時30分過ぎに着くフェリーである。私が乗った晩はちょうど満月であった。船室を出て、潮風の匂いを嗅ぎながらデッキを散歩した。星はほとんど見えなかったが、満月の明るいこと、船の場所は高知県の足摺岬のはるか南、人工の明かりは私が乗っているフェリーの照明灯くらい、しばらくして目が慣れてくると、昼間のように見えてきた、そして、月明かりを受けてキラキラ光る海面のきれいなこと、時間を忘れてデッキの手すりにもたれてしばらく月と海面を眺めていた。
 今夜は今年最も小さい満月、あの時の満月と比べると何分の一か、でもこれはこれで悪くない。月は毎日表情を変える、そのどれも良いと思っている。

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