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古いMD

 最近元気がないが、かつてSONYは1979年に画期的な商品を開発した。それは単に商品ではなく、「音楽を持ち歩く」という、新しいスタイルを生み出した。その商品はウォークマン。音楽を記憶するメディアはカセットテープであった。19世紀末に開発されたレコードは必ずしも持ち歩きに便利なものではなかったが、1963年に開発されたカセットテープは持ち歩きに便利になサイズになった。音楽を持ち歩くというのは画期的な発想で、歩きながらでも、電車の中でも好きな時に好きな場所で音楽を聞くことができるようになった。ライフスタイルの画期的な変化であった。
 1982年にCDが発売され、1986年にはレコードの販売枚数を上回るようになる。アナログのメディアであるレコードからデジタルのメディアであるCDへの変化は現在に続く大きな変化だと言えよう。そして、MDが発売になったのは1992年、私が初めてMDを手にしたのは1998年であった。カセットテープと違って、繰り返し聞いてもテープが劣化して音質が低下することもないし、頭出しなど利便性も大幅に向上した、また、コンパクトなサイズは、机の引き出しの中や車のコンソールボックスなど狭い場所でも十分収納することができて重宝した。また、CDの場合、カーオーディオで再生すると、車の振動に合わせて音飛びすることもあったが、MDであればそんなことはなかった。私がMDをよく使ったのが、2001年から2008年の7年間である。2003年に購入したスバル・フォレスターにはMD付きのオーディオを後付けしたし、MDウォークマンも保有していた。主にレンタルしたCDをMDにコピーして使っていた。しかし、ここ5年ほどはほとんど再生することもなく、引き出しの奥で眠っていた。2週間ほど前、たまたま引き出しの奥にあったMDを見つけ、ミニコンポで再生してみた。20代後半から30代前半に聞いたなつかしい歌声を聞くのはとても楽しいことだった。
 MDは、近年iPodなどのデジタルオーディオプレイヤーやスマートフォンに押されて急速に衰退し、電器店でもMDを再生できる機器を見かけることはなくなった。2013年に買い換えたスバル・XVも、CDの再生はできるが、MDを再生できるようにはしなかった、というより、既にカーオーディオやカーナビゲーションにMD再生機能機能があるものは売っていなかった。今あるミニコンポが私に残された唯一のMD再生が可能な機器であるが、これが使えるうちは時々なつかしい曲を聞いてみようと思う。宇多田ヒカルの「First Love」を聞きながらそう思った。

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