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クスリとリスクと原子力発電

 ネット右翼の皆様のアイドル桜井よしこ女史によると、「事故を起こすからダメと言うなら車も飛行機も運転できなくなる」から、さっさと原子力発電所を再稼働しろということだそうだ。一見もっともな意見に見えるが、利便性とリスクのバランスを無視した非現実的な話だと思います。

 私の考えを述べてみます。全ての技術にはそれで得られる利便性とリスクがあります。また、他の技術によって代替できるかと言うことも考えなくてはなりません。例えば薬は病気の苦痛を和らげてくれますが、副作用は付き物ですし、時に大規模な薬害を引き起こすことがあります。自動車はプライバシーを守ったまま、ドアからドアへ快適に移動することができますが、事故の危険は否定できませんし、他の交通機関に比べれば環境への負荷は大きいです。しかし、薬も自動車も利便性とリスクのバランスは取れていますし、代替手段はないのが現状だと思います。一方、原子力発電は、少ない燃料で大量の電気を作ることができるという利点に比べて、通常運転でもトリチウムなどの放射性物質を排出する上に、労働者に被曝労働を強いる、また、事故が起きた場合、広範囲な地域が居住困難になり、多くの人に健康のリスクを与えるなど、利便性とリスクのバランスが悪すぎます。また、発電の手段は火力、水力、太陽光、風力、地熱などの様々な方法があり、これらの方がリスクが小さいことを考えれば、原子力発電と自動車を比較すること自体が馬鹿馬鹿しいことだと思います。

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