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やっとスタートライン

 東京電力福島第一原発事故の刑事責任をめぐり、東京地検が二度不起訴とした東電の勝俣恒久元会長(75)ら旧経営陣三人について、東京第五検察審査会は三十一日、業務上過失致死傷罪で起訴すべきとする二回目の議決を公表した。三人は今後、裁判所が指定した検察官役の弁護士が強制的に起訴する。市民の判断により、原発事故の刑事責任が初めて裁判で問われる。選挙権のある国民から選ばれた審査員十一人による議決で、七月十七日付。他に起訴議決が出たのは、武藤栄(さかえ)元副社長(65)と、武黒(たけくろ)一郎元副社長(69)。検審は議決で、「原発事業者は『万が一にも』発生する津波、災害にも備えなければならない高度な注意義務を負う」と指摘。勝俣元会長らを「福島第一原発に高さ一五・七メートルの津波が襲う可能性があるとの試算結果の報告を、遅くとも〇九年六月までに受けたが、必要な措置を怠り、津波による浸水で重大な事故を発生させた」とした。東電は〇七年七月に柏崎刈羽原発事故などを経験し、原発が浸水すれば電源を失って重大事故が起きる危険性を把握していたとも指摘。勝俣元会長らは福島第一原発でも地震と津波による事故発生を予測でき、運転停止や防潮堤の建設などの対策を取れば、事故を避けられたと結論づけた。事故では、近隣病院の入院患者が避難を余儀なくされ、衰弱死するなどした。検審は、原発の建物が爆発した際に負傷した東電関係者や自衛官ら計十三人と、死亡した患者計四十四人を被害者と判断した。被災者らでつくる「福島原発告訴団」は一二年六月、勝俣元会長らを告訴・告発。東京地検は一三年九月、津波は予測できなかったとして、捜査対象の四十二人全員を不起訴にした。検審は昨年七月、元会長ら三人を「起訴相当」と議決。地検は今年一月に再び不起訴とし、別メンバーによる検審が再審査していた。(東京新聞ホームページより引用)

 これはやっとスタートラインだと思います。天災である地震や津波が引き金になったとはいえ、福島県を中心とする地域に深刻な放射性物質の汚染を引き起こし、福島県双葉郡を中心に11万人の人が住みなれた土地を追われ今なお不自由な避難生活を余儀なくされている。また、岩手県から東京都までの広い範囲に放射線量が高いホットスポットがあり、そこで暮らす多くの人は健康の不安を抱えている。また、この地域で収穫される農産物や水産物から国の基準(しかも劇甘の基準にかかわらず)を超えるセシウムが見つかり、その実害(断じて風評被害などではない)に多くの農家や漁民が苦しんでいる。それらのことを考えれば、今回は東京電力の責任が追及されるのはひとつの前進だと思う。今後は国や経済産業省、政治家の責任も追及されるのが当然だと思う。

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