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TSUTAYA図書館の愚

 佐賀県武雄市がDVDやCD等のレンタルソフト店「TSUTAYA」を運営する、CCC(カルチュア・コンビニエンス・クラブ)に図書館の運営を委託した。この図書館の売りは、館内にスターバックスコーヒー、蔦屋書店、TSUTAYAが入っているそうだ。どうも私はしっくりこないというか、わけがわからないというのが本当のところだ。

 別にTSUTAYAの存在が悪いわけではない。私も時々映画のDVDを借りるなど利用しているし、雑誌などを購入するには悪いわけではない。スターバックスの存在も悪いわけではない。正直なところ私はスターバックスのコーヒーを美味いとは思わないが、その味が好きな人もいるし、地方の人の中には異様にスターバックスに対して信仰心とも言えるような憧れを持っている人もいる。図書館にスターバックスがふさわしいかはともかく、その存在を否定する理由はない。

 この図書館の最大の問題は、図書館の命でもある蔵書の質がCCC委託になって以降低下したことが問題になっている。意地悪な見方をすれば蔦屋書店の不良在庫を武雄市図書館に押し付けたという見方もできなくはない。いくら蔦屋書店が入っていたり、スターバックスコーヒーが入っていたり(私は好きではないが)しても、いったいそれが図書館の本質と何が関係あるのかと言いたい。図書館というのは、その町の文化水準のバロメーターだと思う。どうか、市民や行政関係者ももっと図書館を大切にしてほしい。図書館をCCCに委託するということは、学校給食をマクドナルドや吉野家に委託するのと同じようなものだということを理解してほしい。現在、愛知県小牧市ほかいくつかの自治体で同じようなことが検討されているが、やめておくにこしたことはないだろう。

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