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自民党憲法改正草案を斬る

 安倍内閣は、憲法改正を最重要のテーマに掲げている。安倍総理は現行の日本国憲法を連合国に押し付けられたみっともない憲法だと考えている。私は成立過程などに多くの日本人がかかわっていることから、押しつかられた憲法とは考えていない。自民党が平成24年に発表した憲法改正草案をもとに、私なりの批判をしたいと思う。

 自民党憲法改正草案
 https://www.jimin.jp/policy/policy_topics/pdf/seisaku-109.pdf

前文…言いたいことが分からないでもないが、日本国内のことばかりにこだわり、世界への視点が欠けている。現行憲法のほうが時代に合っている。

第1条…今更天皇を元首(外国に対する代表)とするのは、復古主義的な考え方であり評価以前の問題だ。
第3条…国旗、国歌を憲法で定めるのはよいが、国民に尊重の義務を押し付けるのは思想信条の自由に対する侵害である。
第9条…自衛隊を憲法上に規定することは私も賛成であるが、国防軍と名称を変える意味は理解できない。
第12条…現行憲法でも、自由権、社会権他、基本的人権の濫用を禁止しているが、自民党改正案では、「公益および公の秩序に反してはならない」となっている。公の秩序、これが大いに問題で、自民党改正草案は、全体的に個人の権利よりも公の秩序を重視している。これが拡大解釈されれば、国民の言論や政治活動が大幅に規制され、北朝鮮のような社会になる危険性がある。
第20条…国及び地方公共団体に政教分離を定めているところは現行憲法と同じだが、社会的儀礼や習俗的習慣の範囲なら可としている。国家神道復活への布石か。
第21条…集会・結社・言論・出版の自由に「公益や公の秩序」に反しないことという制約を設けている。これでは、北朝鮮と大差がない息苦しい社会になる。
第24条…家族にお互いに助け合う義務を課しているが、大きなお世話。今は家族の在り方も多様になっています、ひとり暮らしの人も増えています、LGBTの人、シェアハウスで血縁関係のない人が同居するなど、多様な暮らし方、価値観がある中で、ひとつの考え方を押し付けようというのは時代錯誤である。
削除…現行憲法第97条の最高法規制を定めた条文を削除することは私には理解できません。自民党のみなさんは、人権がお嫌いなようで、しかも将来の世代に人権を保障するのは嫌なようですね。
第102条…国民に憲法の順守を義務付けていますが、近代憲法は国民の権利を守るために国家権力を縛るためのものです。本当にこの憲法改正草案は安倍こべ、もとい、あべこべです。

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コメント

安倍総理の考えは暴走ということかな?

暴走…そうかもしれません。気になることは、かつての自民党はもっと政策の幅が広かったのですが、最近はずいぶん狭くなってしまいました。

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