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先駆者、土俵を去る

 はじめてフグを食べた人間というのはすごいものだと思う。体のあちこちに毒があり、驚くと身体をまるくふくらませる奇妙な魚なのだから。なにごとも、はじめておこなったということはそれだけで偉大なことだと思う。世界で初めてインスタントラーメンを作った安藤百福、世界で初めて自動車を作ったキュニョー(フランス)、世界ではじめて動力付きの飛行機を作ったライト兄弟、世界で初めて地球一周をしたマゼランの部下たち(マゼランはフィリッピンで死亡)、人類で初めて宇宙に行ったガガーリン(ソ連)、みんな偉大な足跡を残したと言っていいだろう。大相撲初のモンゴル出身の力士として活躍し、幕内優勝をした旭天鵬も、大きな足跡を残した人物として記憶されていいと思う。彼の活躍があったのだから後に続く朝青竜や白鳳の活躍があったのだろうと思う。

 旭天鵬の魅力は、身体の柔らかさと長身を生かしたしなやかな相撲だった。自分が有利の型になれば、かなり上位の力士にも健闘した。そして、怪我をせず40歳を過ぎても相撲を取り続ける姿は、多くの人に勇気を与えた。しかし、2015年名古屋場所を最後に引退し、大島親方として後進の引退に当たることになった。5月29日に両国国技館で引退相撲・断髪式があったので、私も弟と一緒に行ってきた。髷が切り落とされる時には、私も胸が熱くなった。何よりうれしかったのは、不本意な形で土俵を去った朝青竜が、同じモンゴル出身の先輩のために駆け付けてくれたことである。日本とモンゴルの懸け橋となった旭天鵬改め大島親方の健康と活躍を祈りたい。

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コメント

大相撲初のモンゴル人力士だったんですね。

 文化も言葉も違う日本での苦労は大きかったと思います。国技である相撲に外国人力士は不要だという論調はありますが、相撲は、民族によって多少の違いがありますが、日本以外にも、韓国・北朝鮮、中国、モンゴル、イラン、キルギス、トルコなどにあります。その面でみても国際化はいいことだとい思います。

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