日本国民の皆様、御愁傷様です
本日、第3次安倍第2次改造内閣が発足した。この内閣改造で防衛大臣になったのが稲田朋美なのだが、この人なかなか凄い発言をしている御仁なので、その発言を紹介してみたい。
「国民の一人ひとり、みなさん方一人ひとりが、自分の国は自分で守る。そして自分の国を守るためには、血を流す覚悟をしなければならないのです!」(講演会での発言)
「靖国神社というのは不戦の誓いをするところではなくて、『祖国に何かあれば後に続きます』と誓うところでないといけないんです」(「WiLL」2006年9月号/ワック)
いやはや、すごいですね。もちろん、私だって、この国が攻撃されたら自分のできる方法で戦うつもりです。しかしそれは、死ぬためではなく生きるため。戦うことが無益だとわかれば、非暴力な方法で抵抗します。「祖国に何かあれば続きます」って、つまりは、戦死して靖国神社に英霊として祀られることを意味します。冗談じゃない、行きますよ、絶対に生き延びます。
次です「真のエリートの条件は2つあって、ひとつは芸術や文学など幅広い教養を身に付けて大局観で物事を判断することができる。もうひとつは、いざというときに祖国のために命をささげる覚悟があることと言っている。そういう真のエリートを育てる教育をしなければならない」
いやいや、呆れてものが言えません。教育の目的とは、教育基本法第1条にこのように書かれています。「教育は、人格の完成を目指し、平和で民主的な国家及び社会の形成者として必要な資質を備えた心身ともに健康な国民の育成を期して行われなければならない」。もちろん、エリート教育を全く否定するものではありませんが、多数の普通の人々が自己実現を図るための能力を身につけることができるようにすることが、平和で民主的な社会の形成に役立つを私は思います。稲田にとっては私たち普通の人は、社会の支配者たる真のエリートの馬車馬か歯車であればよいと思っているのでしょう。ああこわい。
さて、10代、20代の若い方は、ここから先をよくお読みください。教育体験のような形で、若者全員に一度は自衛隊に触れてもらう制度はどうですか」 「草食系といわれる今の男子たちも背筋がビシッとするかもしれませんね」。
強制的に自衛隊で教育体験をする。その先にあるのは徴兵でしょう。当然、正当な理由なしに拒否したら犯罪者になります。私は自衛隊は当然必要なものですが、現在のように志願して入隊した方に限るべきだと思っています。徴兵が実施されたら、自衛隊の人数が大幅に増えますが、その費用はどこからねん出するのでしょうか?もちろん増税しかありません。
日本は民主主義社会です。先の参議院銀選挙でも自民党と公明党の与党が勝利しました。こんなとんでもない人物が防衛大臣になったのも、残念ながら国民の意思なのです。10代、20代の皆様、残念ですが、徴兵されて兵隊になってください、もしかしたら戦争になって戦死するかもしれませんが、運が悪かったの思ってください。なぁに、何の心配も要りません、靖国神社に祀られて英霊になるのですから。
「ニュース」カテゴリの記事
- 言語道断(2021.02.27)
- 2021今変革の時(2021.01.02)
- 未来をひらく燃料電池バス(2020.11.08)
- 怪我の功名(2020.10.24)
- 日本の宿題(2020.09.05)
徴兵・・・
そしたら韓国のようなものでしょ?
投稿: GE8 | 2016.08.05 21:20
韓国の場合、芸能人やスポーツ選手が徴兵のため、キャリアを中断んしなければならないということがありますが、日本でも同じようになるかもしれませんね。
投稿: やえもん | 2016.08.08 04:54