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首都圏はヤツデ型

Ytude


 子どものころ住んでいた家の庭にヤツデの木があった。ヤツデはその名の通り八本指の手みたいな形をした歯が特徴である。春にはネギ坊主の親分みたいな形の白い花をつける。何かと不思議な木なので、なにかと覚えている。

 地図を見ていてヤツデの葉に似たものがあるが何かお気づきだろうか、それは首都圏の市街地の広がり方である。都心から電車に乗ると、東海道本線なら平塚まで、小田急線なら厚木まで、中央本線なら高尾まで、西武池袋線なら所沢までというように、おおむね50kmくらいまでの範囲はおおむね市街地化したように見える。つまり、円形に市街地化したような錯覚を持つ、しかし、実際はそうではなく、ヤツデの歯のような形に市街地化が進んでいるのである。

 昨日、埼玉県に行ったが、国道17号線のバイパス、上尾道路を走ってあらためてそれに気づいた。大宮から高崎に向かって硬さ汽船の電車に乗ると、上尾、北本、桶川を過ぎても市街地はほとんど途切れず、鴻巣辺りまで市街地化が進んでいるように見える。ちなみに東京駅から鴻巣駅までは50.3kmもある。ところが、上尾道路を北上すると、国道16号線との交差点を過ぎて間もなく、市街地が途切れ、畑の中にところどころ家がある風景に変わる。その距離は都心からせいぜい30km程度、駅でいえば大宮の次の宮原程度の距離であろう。埼玉県の上尾、岡川あたりは、都心や北区、さいたま市などに通勤する人が住むベッドタウン、駅から近いことが居住地を選ぶ最優先の条件である人が多いためこのような現象が生じるものと考えられる。これが、圏央道のような環状の路線だともっと顕著で、桶川北本インターチェンジは畑や公園に囲まれた長閑な立地で、半地下構造で桶川市から北本市にかけて高崎線にそって伸びた市街地を通り、勝負パーキングエリアは田圃の中になる。このようなことも、時差愛に経験してみないとなかなか経験できないものである。インターネットの発達で、自宅にいながらも様々な情報に触れることができるようになったが、やっぱり百聞は一見に如かずという言葉はまだまだすたれていない、実体験には到底かなわないものだ。

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コメント

きれいな形の葉っぱですね。
上尾道路、新しいだけあって走りやすいですね。

首都圏の市街地化はヤツデの葉っぱのように鉄道路線の周囲に広がっています。鉄道と違って高規格道路は市街地を走る必要がないので上尾道路や東北自動車道は葉っぱの隙間を走っています。

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