なつかCM 日産マーチ【1992年】
社会科の授業で「民放テレビ局は何のために番組を流していると思う?」と質問するとたいていの生徒は頑張って応えようとしてくれるが結局答えが見つからない。私はこう思うという形でこのように説明します。「民放テレビ局はCMを見てくれるための餌として番組を作っています」。どうしてと思われる方も多いと思いますが、民放テレビ局にとっての最大の収入源はスポンサーからのもの。視聴率の高い番組ほどCMを見てもらう確率が高まる
そうなれば、テレビ局はスポンサーの企業からより高いお金を取ってCMを流すことができる。このあたりがテレビ業界の最大の問題になっているのだが(テレビ局の収入がスポンサー企業からの広告収入に頼っている以上
これらの企業が悪いことをしても報道に及び腰になってしまうでしょう)そのことには別の機会に取り上げる。
時は1992年、この年には長く続いたバブル経済と呼ばれた好景気が終わったことが誰の目にも明らかになった年です。この年の1月に日産・マーチ(2代目)がデビューします。丸みを強調したかわいらしい形でありながら、大人4人がちゃんと乗れるキャビンを用意した。この時代のコンパクトカーは、スポーティーさを強調するあまり
、背が低く後席の居住性に配慮しないクルマが多かった。インテリアもシンプルでありながら安っぽくなく好感のもてるものであった。この時代の国産コンパクトカーは安さ命のクルマが多く、シートがあまりにもチープであったり、手に触れる部分など手触りのよい素材を使っていた。それまでの、「カッコ良ければいいじゃん」、「安物なんだからこの程度でいいよね」といった流れを断ち切り、合理的で使いやすいコンパクトカーを作った。CMも、テーマが明快であった。
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懐かしいなぁ。
親戚が乗っていましたので、よく乗せてもらいました。
本当懐かしい。
投稿: GE8 | 2017.01.29 19:32
2代目マーチは売れたし、モデルライフも長かったので目にする機会の多いクルマですね。最近は減りましたがたまに見かけます。
投稿: やえもん | 2017.01.29 22:32