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2017年4月の2件の記事

フランスの、ヨーロッパの、そして世界のこれからは?

 現在フランス大統領選挙が行われている。この選挙はフランスの人々にとって非常に重要な意味がある選挙であることは当然だが、ヨーロッパの人々、そして、世界の人々にとっても大きな意味を持つ選挙になるようだ。現職のオランド大統領(社会党)が立候補を見送ったことで、新人の有力候補4名の争いになった。有力候補は、フランソワ・フィヨン氏(共和党)、エマニュエル・マクロン氏(無所属)、ジャン=リュック・メランション氏(左翼党)、マリーヌ・ル・ペン氏(国民戦線)の4名である。このうち台風の目となっているのは、ル・ペン氏である。彼女は父親から国民戦線を引き継ぎ、反イスラムを掲げている。フランスはかつての植民地であったアルジェリアやシリアなどからムスリム(イスラム教徒)の流入が続き、キリスト教徒が多数を占める状況が揺らぎ始めている。その中で、人種や宗教の異なる人が増えるに従って、対立が激しくなっている。また、EU(ヨーロッパ連合)が東ヨーロッパに広がるにつれて、安価な農産品や工業製品が賃金の安い東ヨーロッパから流入することで失業が増えている。大規模なテロも起き、フランス国内には不満が渦巻いている。その中で、ル・ペン氏はそのような不満を持つ人の受け皿となっているのだろう。同様にメランション氏も反EUを掲げている。

 アメリカ大統領選挙でトランプ氏が当選し、イギリスが国民投票でEU離脱を決めた。そのような中で、フランスでル・ペン氏が支持を集めているのも同じ流れなのかもしれない。少し前まで国境を越えて人やモノ、金の動きが活発になるグローバリズムがもてはやされていた、しかし、それが何をもたらしたか、貧富の差の拡大、移民の増加による宗教や民族、人種間の軋轢の拡大だった。トランプ氏のメキシコとの国境に壁を築くなどの公約はバカみたいな話だが、社会の現状に不満を持っている人にとっては、自分たちの気持ちを代弁してくれる理想の政治家像に移っているのだろう。フランスだってそうだ。ムスリムを追い出したところで、既に社会が回るとは思えないし、できることだとは思えない。しかし、生活に苦しむ人々にとってはそのような話に最後の希望を託しているのだろうと思う。

 よく言えば自国中心主義、悪く言えば時代遅れでアホみたいな考え方は日本も無縁ではない。在日朝鮮人などの外国人を排斥しようとする団体はすでに無視できない勢力になっているし、彼らに無言のうちに心の中で喝さいを送っている人はもっと多いだろう。安倍首相も必要以上に中国や北朝鮮の脅威をあおる発言をしている。もしもこのような流れが世界中に広がったらと考えるとぞっとする。そう、それは歴史が証明している。この流れは第二次世界大戦の前の時代にどこか似ている。国際協調の時代が終わり、自国の利益のみを重視する時代、そうしているうちに国際的な緊張が高まり、戦争への道を歩み出す。このような時代だからこそ、私たちは歴史に学び、極端な考えに傾かないようにしたい。

3代目スバルXV誕生

 3代目になるスバルXVが誕生した。とはいえ、初代のXVは影の薄いモデルだったから、実質2代目と言って良いだろう。このクルマの成り立ちはインプレッサスポーツをベースに、オフロードに対応させるために最低地上高を200mmに上げ、ボディ下部にクラッティングを取りつけたSUV(スポーツ用多目的車)である。そう言えば安直な成り立ちのクルマに見えるが、これがなかなかよくできているし、使い勝手のいい楽しいクルマである。

 「クルマに何を求めるか」。これはクルマ選びの大切な要素である。大きく分ければ2つ、「クルマを目的にする人」と「クルマを手段にする人」に分けられるだろう。「クルマを目的にする人」は、とにかく速いクルマをも求めたり、高級なクルマを求めたり、本当は高級ではないのだが威圧感のあるデザインで高級そうに見えるクルマを求める。一方、「クルマを手段にする人」は、アウトドアレジャーに使いやすいクルマを求めたり、家族が快適に乗ることができるクルマを選んだり、燃費が良く環境に良いクルマを選んだりする。このスバルXVは典型的な「クルマを手段にする人」に向けたクルマである。見た目はそんなに高級そうではないし、威圧感もない、エンジン性能は平凡だし、コーナーリング性もそこそこいいけれどすごくいいわけではない。しかし、サイクリングやウインタースポーツ、マリンスポーツなどのアウトドアレジャーに使うには広いラゲッジルームが生きてくる。私もクロスバイクをラゲッジルームに積んで出かけたことが何度もある。サイズも大き過ぎないので、都市部や住宅地などの狭い道でもさほど困ったことはない。シートの出来がいから、長距離旅行にも苦にならない。まさに、使い倒してナンボというキャラクターのクルマである。服にたとえれば、アウトドアブランドの着心地のいいTシャツといったところであろうか。

 今月登場した新型は、新型のプラットフォームを採用し、重量増を抑えながらハンドリングや衝突安全性を向上させた。また、エンジンは直噴化され、燃費を大幅に向上させた。また、スバルが誇る、アイサイトもバージョン3になり、事故を未然に防ぐ機能が向上した。インテリアでは、2000ccモデルのステアリングやシートなどに施されたオレンジのステッチがSUVらしい楽しさを演出しそうである。何よりいいのが、新型のスローガン、「好奇心を忘れない大人たちへ」である。XVなら、山に行ってみようかな、海に行ってみようかな、休日の計画を立てるのが楽しくなりそう。おなじSUVとはいえ、高級車では山道に入ったり、泥だらけの登山靴をラゲッジに積むのはためらわれるけれど、XVなら気にせずできそう。

https://www.subaru.jp/xv/xv/

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