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モーターショーから見えてくるこれから。

今年の秋に開催される東京モーターショーの出展メーカーが発表された。ここ何回か東京モーターショーの存在感は薄れてきたけれど、一段と寂しくなってきたようだ。世界最大級の自動車生産国であるアメリカのメーカーは姿を見せず、今回からフィアットが撤退しイタリアの自動車メーカーも消えた。ジャガーやランドローバーといったイギリス勢も出展社リストに無い。

 

ドイツ VW、アウディ、ポルシェ、BMW、メルセデスベンツ
フランス ルノー、プジョー、シトロエン
スウェーデン ボルボ

 

海外の自動車メーカーはVWやベンツ、BMWなどドイツ勢と、日産グループであるルノー、そしてプジョーなどフランス勢。それに加えてボルボのみ。一時期はフランクフルトやパリと並び「世界の3大モーターショー」とも言われていた東京モーターショーながら、今や5大モーターショーから転落。ここにも日本パッシング(日本抜かし)の兆候が出ている。今やホンダを凌ぐ大メーカーになった現代自動車、起亜自動車の出展がないのは仕方ないものの、多くのモーターショーに出展し日本でも販売しているGM、フォード、クライスラー、テスラ、フィアット、アルファロメオ、フェラーリ、ジャガー、レンジローバー、ロールスロイス、ベントレー、ランボルギーニくらいは出展して欲しいと思う。

 

ちなみに最近の傾向で言うと、規模的に大きいのは1)フランクフルト。2)パリ。3)上海。4)北京。5)ジュネーヴ。6)デトロイト。7)広州が確実に東京を凌ぐ。さらにインドとインドネシア、タイが猛追しており、地盤沈下は止まらない。出展しているメーカーの数も減少し、もはやローカルなモーターショーに分類しても良いほど。

 

yahoo news より転載

 

今回はの海外メーカの撤退は、2009年のリーマンショックによる世界的な不況に次ぐ規模になっている。撤退の最大の要因は、日本市場が魅力がないものになりつつあることだと思う。人口の減少が進み、車の運転ができない高齢者が増えている。若い人の間ではクルマ離れが進んでいる。さらに、日本の自動車市場はかなりガラパゴス化が進んでおり、売れるクルマは世界的には多数派とは言えないハイブリッド車か軽ハイトワゴンばかり。おそらく、今後も東京モーターショーに参加する海外メーカーがそう増えるとは思えない。

 

先ほどあげた要因の中で、私たちをこれから最も苦しめそうなのは、人口減少。このままではまもなく日本経済は成長が完全に止まるだろう。そうなれば、政府の財政も加速度的に悪化することが予想される。年金、医療、福祉など国民生活に必要な公共サービスが大幅に低下したり、道路や公共建築物、トンネル、橋などのインフラがメンテナンス不良で使えなくなったり、学校や警察などの機能が低下することも考えられる。経済規模の縮小は様々な悪影響を私たちにもたらす。人口に減少で商売にならなくなり、店や病院が閉鎖され、コンビニですら遠くまで行かないといけなくなるかもしれない。バスや鉄道は今以上に運行本数が減り、廃線になるものもあるだろう。地方のテレビ局が倒産し、Jリーグは人気のないチームからつぶれていく。どうも良くない未来しか見えてこない。だからと言って打つ手はほとんどないのが現状である。

 

もし、問題がモーターショーだけなら、上海まで観にいけばいい。しかし、今日本で起きている問題はあまりにも広く深刻である。私もため息をつくことしかできない。

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コメント

MINIやランドローバーが見れないなんて・・・

そうですね。ただ、人口減少が続くことを考えると、東京モーターショーの衰退は当面続くと思います。これに追い打ちをかけるのが、2019年、東京オリンピックの準備のため、東京ビッグサイトも幕張メッセも使えないため、開催場所の確保が困難になること。インテック大阪がうまく確保できればいいのですが。

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