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懐かCM いすゞ・ジェミニ

 テレビCMは時代を映す鏡だと思う。CMを見れば、その時代の色というか雰囲気が透けて見える。今回は日本が元気で勢いがあったころのテレビCMを見てみよう。

 いすゞといえば、現在ではトラックやバスのメーカーとして知られているが、かつては乗用車の生産もしていた。その歴史は長く、1953年にイギリスのヒルマン・ミンクスのノックダウン生産(部品を輸入して組み立てだけを行う)が始まり、1962年には自社で設計したいすゞ・ベレルを発売した。しかし、ヒット車種になかなか恵まれず、販売面では振るわなかった。2002年にビッグホーンとミュー・ウイザードの生産を終了し、乗用車の生産から撤退した。そのなかで、もっとも販売面で成功したのが2代目のジェミニ(1985~1990)であった。この代のジェミニは、室内を広くとれる前輪駆動(FF)を採用した。CMでは「街の遊撃手」というキャッチコピーが使われた。では、CMをご覧いただこう。
 
 https://www.youtube.com/watch?v=ikWSo-eqjFM

 なんともすごいCMである。花の都針を舞台にジェミニが走る、回る、片輪走行をする、ジャンプする、踊る、ついには地下鉄の駅の駅に入る、川をジャンプで飛び越えると遊撃手の名に恥じないカーアクションを見せる。今なら、危険運転を助長しているとして、あっという間に放送禁止になるCMだろう。それにしても、こんな意欲的なCMが出た背景には、いすゞがそれだけ気をを入れて送り出した車であること、それ以上にこの時代の日本が上り調子で多少の馬鹿をやっても多めに見てもらえるおおらかさがあったからだろうと思う。それにしても、片輪走行をしている場面で、「シートベルトを締めて安全運転」のテロップが入っているところは笑った。それ、シートベルトを締めても危険ですから。

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